今回は、現時点で最もホットな話題と言える「クラウドコンピューティングとWindows Azure」について取り上げよう。というのも、ちょうどいいタイミングで新たな連載がスタートするからだ。クラウドそのものだけでなく、クラウド関連の連載もホットである!?

クラウド開発に関連するコンテンツいろいろ

目下、マイクロソフトがおおいに力を入れているWindows Azureだが、「コンピュータ、ソフトなければタダの箱」と言われるのと同じで、クラウド環境もサーバだけではタダの箱である。あくまで、そこで動作してサービスを提供するアプリケーションソフトがあってのクラウドサービスである。

だから、Windows Azure向けにアプリケーションを開発しようとしている開発者向けに、MSDNオンラインでは専用の情報提供チャネルを用意している。

うっかりしていたが、クラウド関連のコンテンツについてこれまでまとめたことがなかった。そこで、この機会に概要をまとめておこう。もちろん、スタートとなるのは、MSDNオンラインのトップページから直接リンクされている、これである。

クラウド開発をはじめる
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/ff380142.aspx

Windows Azure関連の開発者なら、クラウド関連のコンテンツは要チェックだ

この「クラウド開発をはじめる」がポータルというか、スタート点という位置付けになっている。そこから分岐する形で、Windows Azureのデベロッパーセンターや、アプリケーションの開発・導入・公開に関連する技術情報がまとめられている。

Windows Azure Platformデベロッパー センター
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windowsazure/default.aspx

Windows Azure導入プラン
http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/offers/

Windows Azure Platform AppFabric
http://msdn.microsoft.com/windowsazure/netservices.aspx

Dallasにおけるデータの公開/サブスクリプション
http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/developers/dallas/

Windows Azureについては、専用のデベロッパーセンターがあり、例の「ステップ・バイ・ステップ」構成で情報をまとめてある

もちろん、どんなに優秀なアプリケーションであっても、独りよがりなものになってしまっては具合が悪い。だから、相互運用性に関する情報にも目を通しておきたい。また、既存のアプリケーションを移行するための情報について、Tech Ed Japan 2010の会場で行われたセッションの模様をビデオで見ることができる。

相互運用性
http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/interop/

既存業務システムのWindows Azureへの移行
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/events/ff979308.aspx

クラウド・ガールことクラウディア・窓辺

と、ここまでは一般的にありそうな開発者向けコンテンツだが、話はこれだけで終わらない。マイクロソフトは2011年の春からクラウド関連サービスのスタートキャンペーンに乗り出していて、それに合わせて「クラウディア・窓辺」なる新キャラクターを登場させた次第だ。

面白いのは、この「クラウディア・窓辺」の本拠地(?)がMSDNオンラインになっていること(URLを見ると分かる)。そこで本連載で取り上げることにしたわけだ。連載開始は5月下旬の予定となっているので本稿の掲載には間に合わないかも知れないが、そこは「予告」ということで。

クラウドサービス スタートキャンペーン
http://www.tac-cloud.jp/

クラウド ガール -窓と雲と碧い空-
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windowsazure/claudia/

最近のお約束で、「クラウディア・窓辺」もTwitterのアカウントを持っており、彼女が登場するマンガの公開より先にTwitterアカウントが活動を始めている。興味がある方は要チェックだ。

クラウディア・窓辺のTwitterアカウント
http://twitter.com/Claudia_Azure

連載開始に先立ち、クラウディア嬢はTwitterで活動を始めている。さすがに、筆者のような零細ユーザーと違ってフォロワーが多い

もちろん、技術情報をきちんとした形で提供することも重要だ。しかし、とっかかりは肩が凝らない形で気軽に読めるコンテンツがあるほうが嬉しい。何しろ相手はクラウドである。コチコチの技術文書ばかり読まされても、雲をつかむような形の理解になりかねない!?