既報のとおり、グランプリライダー・阿部典史氏、通称"ノリック"が亡くなった。32歳と1ヶ月という短い人生を、彼はレースと同じように全開で駆け抜けていった。

ここでは彼が世界中のレースファンを沸かせた最初のレース、1994年の日本グランプリを再現したいと思う。あのレースを見た人は、一生ノリックの名前と走りを忘れないだろう。合掌。

1994年4月24日、三重県・鈴鹿サーキット。朝まで降り続いた雨も上がり、路面はほぼドライコンディションとなっていた。1994年 世界ロードレース選手権 第3戦「日本グランプリ」のGP500決勝が間もなくスタートする。

土曜を雨にたたられたため、スターティンググリッドは金曜の予選タイムのままほぼ確定。ポールポジションはゼッケン (5) ヤマハのルカ・カダローラ、2番手はホンダのエース (4) マイケル・ドゥーハン、3番手に前年の世界チャンピオン (1) ケビン・シュワンツと並んでいる。ゼッケン (56) ノリックはというと、2列め7番手の位置。これだけ大きなゼッケンが2列めに並べば注目されそうなものだが、最前列に (57) 本間利彦がいるためか、ほとんど目立たない。

ノリック、18歳。まだ"ノリック"の愛称はメジャーではなく、解説でも"阿部"と呼ばれている。前年の全日本ロードレース選手権500ccクラスでチャンピオンを獲得し、日本グランプリにはワイルドカードで参戦することになった。チームは「Mister YAMCHA Team BLUE FOX」、マシンはホンダNSR500。ワークスマシンではあるが、ドゥーハンのような専用マシンではない。テレビ解説の福田照男氏曰く、「パーツを寄せ集めてできたマシン」なのだという。加えてそのカラーリングがなんともあか抜けない。朱に近い赤色に淡い緑色のペイントが入る。ホイールも赤緑だ。どことなくプライベーター臭が匂う。キリリと締まったマルボロやラッキーストライクとは雲泥の差だ。

テレビでは日本人ライダー最高位の本間を皮切りに、トップライダーのインタビューが流れる。ドゥーハン 「足のケガはもう何の問題もない。ホンダはいいシステムを開発してくれた」。第1~2戦ではいい成績を残せなかったシュワンツ 「鈴鹿ではトップグループに入りたいね。決勝ではアグレッシブに走るつもりだから、僕の走りに期待していてほしい」。6番グリッドを得た伊藤真一 「ちょっとタイム的にはイマイチですが、中盤以降抜け出して表彰台、何とか上へ行きたいですね」。ノリックはインタビューの声もかからず、ドリンクを飲みながら一人で精神集中している。

鈴鹿サーキット、コース図

◆1994年 日本グランプリ GP500 予選順位
1. (5) L.カダローラ YAMAHA 2'08"336 ※コースレコード
2. (4) M.ドゥーハン HONDA 2'08"995 ※コースレコード
3. (1) K.シュワンツ SUZUKI 2'09"335
4. (57) 本間利彦 YAMAHA 2'09"752
5. (17) A.プーチ HONDA 2'09"810
6. (7) 伊藤真一 HONDA 2'09"871
7. (56) 阿部典史 HONDA 2'10"465
8. (6) A.バロス SUZUKI 2'10"581
9. (11) J.コシンスキー CAGIVA 2'11"020
10. (8) A.クリビーレ HONDA 2'11"044
11. (3) D.ビーティー YAMAHA 2'11"078
12. (50) N.マッケンジー ROC 2'11"440
13. (10) D.チャンドラー CAGIVA 2'12"132
14. (15) J.レイノルズ HARRIS 2'12"706
15. (14) J.マックウィリアム YAMAHA 2'12"949
16. (18) B.ガルシア ROC 2'13"646 ※以下略

ウォームアップランが始まる。解説 「朝まで雨が降ってウエットパッチが残っていたんですが、もうほとんどドライですね。鈴鹿はこのオフに16年ぶりにコースの舗装をやり直して、非常にコンデションのいい状態になっています」 「展開をどう予想しますか?」 「順当にいってカダローラでしょう。しかしシュワンツもマシンが不調でしたが、竜王(スズキのテストコース)でテストして仕上げてきてるからわかりませんね。ドゥーハンもホンダの地元・鈴鹿ですから気合いが入っています。あとは伊藤ですね」。ノリックの「ノ」の字も出ない。それでもウォームアップランを4番目で戻ってきたノリック。そこはかとなく気合いが感じられる。

全車整列してレッドフラッグが下がる。シグナルが赤から青に。30台のマシンが全開で第1コーナーを目指す。轟音ともいえる2ストロークサウンドが響き、全21ラップ、123.1kmのレースが始まった。

ポールショットは (5) カダローラ。見事なロケットスタートだ。(57) 本間は出遅れた。(56) ノリックは7~8番手の集団の中。しかしすごい勢いで集団を抜けていく。ダンロップコーナーで6位、ヘアピンで5位、バックストレッチ(西ストレート)では4位まで順位を上げる。オープニングラップは (5) カダローラ、(8) クリビーレ、(4) ドゥーハン、(56) ノリック、(50) マッケンジー、(6) バロス、(1) シュワンツの順。2周目に突入する。

(5) カダローラが逃げる。2周め中ほどで2位に3秒ほどの差を付けている。2ラップ目は (5) カダローラ、(4) ドゥーハン、(56) ノリック、(1) シュワンツ、(8) クリビーレ、(6) バロスの順でコントロールラインを通過。(1) シュワンツが4位に上がっている。解説 「阿部がいいですね。今年は500に乗っていないんですが、スーパーバイクで鈴鹿を走らせているんですね」。3周目のヘアピン、(1) シュワンツが (56) ノリックのインを刺そうとするが、(56) ノリックがアウトから強引に押さえつけて抜かせない。スプーンでも (1) シュワンツが近づくが、少しリヤが流れてアタックは取りやめた様子。(56) ノリック、前しか見ていない。

4周目イン。ホームストレート(メインストレート)を (5) カダローラ、(4) ドゥーハン、(56) ノリック、(1) シュワンツの順で抜けていく。そして第1コーナーでスリップストリームを使った (56) ノリックが (4) ドゥーハンをかわす。無理のないラインを描いて第2コーナーを抜ける。解説 「これはすごい。阿部というライダーは決勝で速いライダーがいると平気でついて行っちゃうんですね」。しかしS字のひとつめ、(56) ノリックがインに着くのが少し遅れたのを見逃さず、(4) ドゥーハンが簡単に抜き返す。ダンロップコーナーで (1) シュワンツが (56) ノリックのインを伺うが、まだ仕掛けない。2~4位はほぼダンゴ状態。スプーンで (56) ノリックが (4) ドゥーハンの直後に付くが抜くまでは至らない。バックストレッチ、さすがに純ワークスマシンは速い。(56) ノリックは引き離される。

(5) カダローラ、(4) ドゥーハン、(56) ノリック、(1) シュワンツ、(7) 伊藤の順で5周目イン。(7) 伊藤が上がってきた。ストレートで (56) ノリックは (4) ドゥーハンを抜こうとするが、仕掛けが早すぎて失敗。S字やダンロップコーナーの上りでは毎周車体を震わせて駆け上がる。(4) の安定した姿勢とはまるで違っている。バックストレッチで (1) シュワンツが (56) ノリックに張りつき、狙いすまして130Rでインをつく。世界チャンピオンらしく実に美しいパッシングだ。解説 「シュワンツには貫禄がありますね」。この周、(1) シュワンツは2'10"010のファーステストラップを記録する。

6周目イン。順位は (5) カダローラ、(4) ドゥーハン、(1) シュワンツ、(56) ノリック、(7) 伊藤。第1コーナーで (56) ノリックが (1) シュワンツに仕掛けるも、アウトから簡単に抑えられる。勢いに乗る (1) シュワンツ、ヘアピンで (4) ドゥーハンに詰め寄るが、まだ仕掛けない。このあたりで先行する (5) カダローラと2~5位グループが明らかに近づいているのがわかる。そしてシケイン(カシオトライアングル)、レイトブレーキングで (1) シュワンツが (4) ドゥーハンをインから軽々と抜いていく。(56) ノリックは少し離れて最終コーナーを駆け降りる。(1) シュワンツは2'09"775と、ついに9秒台に突入。

7周目イン。コントロールラインでは (5) カダローラ、(1) シュワンツ、(4) ドゥーハン、(56) ノリック、(7) 伊藤の順だが、さすがにホンダパワー、スリップもろくに使わず (4) ドゥーハンが (1) シュワンツを抜き去る。しばらく (1) シュワンツはそのままの順位で様子を見るが、やはり勝負所はコーナーと決めた様子。

8周目ヘアピンで (1) シュワンツが (4) ドゥーハンの前へ。しかし続く200Rで (4) ドゥーハンが抜き返す。そしてスプーン入口で (1) シュワンツが再度前へ出る。130Rでは (4) ドゥーハンがインを突く。背筋が震えるような世界最高のバトルが鈴鹿西コースで展開する。(56) ノリック、両者のバトルを眼前に見ながらじわりと距離を詰める。そしてシケイン。最初に入ったのはアウト側に (4) ドゥーハン、その内側に (1) シュワンツがホイールをねじ込む。と次の瞬間、そのさらに内側に (56) ノリックが突っ込んできた。両雄を相手にこの18歳はまったく引く気がない。しかし (1) シュワンツまでは届かず、(5) カダローラ、(1) シュワンツ、(56) ノリック、(4) ドゥーハンの順でストレートを抜ける。(56) ノリックは2'09"954を記録した。

9周目イン。(56) ノリックの勢いは止まらない。第1コーナーで (1) シュワンツの内側に潜り込む。世界一のブレーキングマスターにブレーキで勝つ。オーバースピードか、第2コーナーで少し膨らんだところを (1) シュワンツがねじ込もうとする。しかし (56) ノリックは強引にアウトからかぶせて2位キープ。「なんだこの若造は?」とチャンピオンは思ったに違いない。そのスキを突いてS字で (4) ドゥーハンが前に出る。逆バンクでの順位は (5) カダローラ、(56) ノリック、(4) ドゥーハン、(1) シュワンツだが、(5) カダローラはもうすぐそこ。ダンロップコーナーでは (56) ノリックのリヤが盛大にスライド。開けすぎなのか、セッティングが十分でないのか。たぶんその両方だろう。

200Rからスプーンへ、(56) ノリックは (4) ドゥーハンと (1) シュワンツを従えて疾走。スプーンの立ち上がりでは盛大なブラックマークを残して (5) カダローラを追う。シケイン、思ったより (56) ノリックと (4) ドゥーハンの差が開く。解説 「阿部があまりに攻撃的なので、ドゥーハンとシュワンツは様子を見ているようですね」。

10周目イン。(56) ノリックはついにトップの (5) カダローラに追いつく。しかし簡単には抜けない。テールトゥノーズでコースを半周走り続け、ついにスプーン入口でインを捉えた。しかし明らかなオーバースピード。膨らむ (56) ノリックの内側に (5) カダローラは軽々とマシンを入れる。しかし (56) ノリックはバックストレッチでスリップを使い、130R入口で前へ出る。今度は大丈夫だ。ついに (56) ノリックがトップに躍り出る。(5) カダローラは抜かれたショックか、130R立ち上がりでハイサイドぎみに車体大きく左右に振られ、ステップから足が外れてしまう。それでも転倒せずに立て直した。さすがだ。

11周目イン。(56) ノリック、(5) カダローラ、(1) シュワンツ、(4) ドゥーハン、(7) 伊藤の順でストレートを駆け降りる。チャンピオンは「このまま若造に行かれたらやっかいだな」と考えたのだろう。ストレートエンドで (5) カダローラを捉えて2位浮上。さらにS字あたりで (4) ドゥーハンも (5) カダローラを抜き去る。バックストレッチで (56) ノリックのスリップに (1) シュワンツがもぐり、同時に (5) カダローラのスリップに (7) 伊藤が付く。それぞれ130Rで前へ出る。これで (1) シュワンツ、(56) ノリック、(4) ドゥーハン、(7) 伊藤、(5) カダローラの順となる。

12周目イン。残りは10ラップ。S字ですでに周回遅れが出ている。(1) シュワンツはそれをキレイにパスするが、(56) は少し引っかかる。これで焦ったか、いつも以上にダンロップコーナーの上りでスライド、アウトに大きく跳ねる。すかさず (4) ドゥーハンがインを刺し、2位と3位が入れ替わる。しばらくは (1) シュワンツ、(4) ドゥーハン、(56) ノリック、(7) 伊藤の順でレースは続く。13周目、シケインで (56) ノリックは大外からレイトブレーキング。またもや2位に上がる。しかし (56) ノリックと (4) ドゥーハンが争っている間に先頭の (1) シュワンツは徐々に2位との差を広げている。

14周目イン。(1) シュワンツ、(56) ノリック、(4) ドゥーハン、(7) 伊藤の順だが、1位と2位の差はスリップを使えないほどに開く。(56) ノリックの頑張りもここまでか……という思いがよぎるが、彼はまだあきらめていなかった。タイトなコーナーでは毎回ダンスのようにリヤを左右に振りながらコーナーに入っていく。タレ始めたタイヤでいっぱいまで攻め込んでいる。

15周目イン。逃げる (1) シュワンツに、(56) ノリックがなんとなく近づいているように見える。チャンピオンもタイヤが不安なのだろうか。ダンロップコーナーでは全車がタイヤをスライドさせている。もちろん (56) ノリックがいちばん派手だ。周回遅れがずいぶん増えてきた。それでも致命的な引っかかりは起きない。そしてヘアピン、(1) シュワンツと (56) ノリックの差が一気に縮まる。200Rからスプーンに向けて磁石のように (56) ノリックが吸いついていく。スプーン進入、その勢いのまま、まるでブレーキしていないかのように (1) シュワンツのインを捉える。しかしスピードが乗りすぎて大きく膨らむ。(1) シュワンツがインを取ろうとするが、(56) ノリックは強引にアウトから抑える。(1) シュワンツが躊躇したようにも見えた。「なんだコイツは? ずいぶん前に抜いてきたはずだが……」と考えているようだ。(1) シュワンツはスプーン立ち上がりで後ろを確認。直後に (4) ドゥーハンが迫っている。(56) ノリックは後ろを振り返らない。130Rで (1) シュワンツは (4) ドゥーハンにパスされるが、シケインで抜き返す。「これはまずい。何とかしなければ」とチャンピオンは考えたようだ。全開で最終コーナーを下り、(56) ノリックとサイドバイサイドでコントロールラインを通過。バックスタンドには熱狂の歓声が響く。

16周目イン。しかし巻き返しを考えていたのは (1) シュワンツだけでなかった。(56) ノリックと (1) シュワンツが並んで第1コーナーへ進入しかけたとき、インを取ったのは (4) ドゥーハンだった。「お前ら、なめるんじゃねぇぞ」という声が聞こえたようだった。このレースで始めて (4) ドゥーハンがトップに立つ。続いて (56) ノリック、(1) シュワンツ、(7) 伊藤の順。(56) ノリックはダンロップコーナーで例によってラインが定まらない。すかさず (1) シュワンツがインを刺す。解説 「いまの抜き方を見ると、シュワンツはどこでも行けるように見えますね。このレース、シュワンツが一番落ちついているかもしれません」。何度抜いても抜き返されてしまう展開に焦ってか、スプーンの立ち上がりで (56) ノリックがちらりと後ろを見る。その瞬間、車体が大きくスライド。すぐに立て直すが、タイヤがかなりきている模様。そしてシケイン、(1) シュワンツが当たり前のように (4) ドゥーハンをパスする。解説 「強い! シュワンツは本当にバトルに強いです」。

17周目イン。一気にスパートをかける (1) シュワンツ。展開が読めない4台ものバトルを避けて、安全圏に逃げてしまおうということらしい。(4) ドゥーハン、(56) ノリック、(7) 伊藤の順で続くが、トップ (1) シュワンツと (4) ドゥーハンの差は徐々に開いていく。そして (1) シュワンツはこの終盤でファーステストラップを更新。記録は2'09"439。どよめきが広がる。

18周目イン。(56) ノリックは焦っていた。「早くドゥーハンを抜いてシュワンツを捕まえないと……」と、タレきったタイヤで (4) ドゥーハンを必死に追走する。ヘアピンの立ち上がりから (4) ドゥーハンの背後に付き、200Rと続く右コーナーでイン側にマシンをねじ込む。そのままの勢いで左コーナーとなるスプーンに突入し、アウトからかぶせていく。前に出た。しかしスプーンの立ち上がりではヨレヨレ。(56) ノリックのマシンは後ろだけでなく、前のタイヤも終わっている。(4) ドゥーハンはバックストレッチで (56) ノリックのスリップに潜り込み、130Rでパス。しかし (56) ノリックはまだ前を睨んでいる。全開でシケインに向かい、盛大にマシンの尻を振りながらブレーキング、狭いシケインのインに飛び込む。(4) ドゥーハンをアウトに押し出しそうになりながら抜き返した。解説が絶叫する。「阿部! 待ったなし! 待ったなしです!」。

19周目イン。(4) ドゥーハンを従えてコントロールラインを通過する (56) ノリック。解説が続いて叫ぶ。「すごいです! 阿部、このまま最後までもてばすごいことになりそうです!」。次の瞬間の第1コーナー、黒々としたブラックマークと立ち上る煙。解説だけでなく、サーキット中が悲鳴を上げた。ノリック転倒。まさに"ふっ飛ぶ"という言葉の通り、マシンは宙を舞い、グラベルにたたきつけられて分解。ノリックは早送りのようなスピードで回転しながらタイヤバリヤまで滑っていく。大丈夫か? すべてのカメラが第1コーナーに向けられる。ノリックは、そんな状況でもすぐに立ち上がろうともがく。解説 「大丈夫です。人間は大丈夫です」。

ラスト3周、上位の順位はこのまま変わらず、最終的には3秒以上のアドバンテージを得た (1) シュワンツがウイリーでチェッカーフラッグを受け、2位には (4) ドゥーハン、3位には (7) 伊藤が入り、念願の表彰台を手に入れた。しかし上位陣に追いつくまでで気力を使い果たしてしまったのだろう、インタビューでの伊藤は疲労困憊の顔つきだった。ドゥーハン 「難しかったよ。人数が多くて大変なレースだった」。今期初優勝のシュワンツ 「勝ててうれしい。でも日本人ライダーが速くてずいぶん驚いたよ」。解説 「このレースを作ったのは阿部です。素晴らしい可能性を見せてくれました」。

ノリックの初めての日本グランプリは終了した。

◆1994年 日本グランプリ GP500 決勝リザルト
1. (1) K.シュワンツ SUZUKI 45'49"996
2. (4) M.ドゥーハン HONDA 3"474
3. (7) 伊藤真一 HONDA 7"989
4. (5) L.カダローラ YAMAHA 28"016
5. (6) A.バロス SUZUKI 36"543
6. (57) 本間利彦 YAMAHA 37"325
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(56) 阿部典史 HONDA 19周目リタイヤ