【コラム】
おサイフに現金がなくても買い物ができるクレジットカード。ネットでのショッピングにも欠かせません。便利なだけでなく、ポイントも貯まっておトクですよね。日本では大人1人あたり平均で3枚持っているそうですから、とても身近なものといえるでしょう。ところで、カードを使っていると、「リボルビング払い」ということばをよく耳にしますが、これはいったいどういうものなのでしょうか。
クレジットカードは通常、カードで支払った買い物やサービスの代金が1カ月ごとにまとめられて、翌月あるいは翌々月の決められた日に銀行口座から引き落とされます。お店によっては請求が遅れることもありますが、基本的にカードを使ったら使ったぶんが請求されます。なので、月によって支払い額は変わり、大きな買い物をすると、それが翌月一度に引き落とされることになります。
それに対してリボルビング払いは、どんなにカードを使っても、毎月決まった額だけが口座から引き落とされるという仕組みです。毎月の支払い額を自分で決められるタイプのほか、利用代金に応じて、支払額が1万円、2万円、3万円のように変動するタイプもあります。
例えば、毎月の引き落とし額を月3万円と決めると、その月のカードの使用額が3万円までは、通常通りの支払いとなりますが、使用額が5万円だったとすると、3万円が口座から引き落とされ、残りの2万円は翌月に持ち越されます。
どんなにたくさん買い物をしても、毎月の支払い額が一定なので、計画的に支払いができるともいえるわけですが、持ち越された分に対しては、年率15%程度の手数料を払う必要があります。つまり、持ち越し分はカード会社への借金となるため、利息を支払うことになるわけです。
今、大手銀行の1年ものの定期預金金利は0.025%程度ですから、15%というのは高いことがわかりますよね。
リボルビング払いでもう一つ注意したいのは、毎月の支払額を超えた買い物が続くと、持ち越される額がふくらんでしまうことです。そのうちに、持ち越し額がいくらあるかわからなくなり、いつまでたってもカード代金が払い終わらないということにもなりかねません。
ですから、「リボルビング払い」を利用するのであれば、これまで述べた点を考慮して利用する必要があるといえるでしょう。
執筆者プロフィール : 馬養 雅子(まがい まさこ)
ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。金融商品や資産運用などに関する記事を新聞・雑誌等に多数執筆しているほか、マネーに関する講演や個人向けコンサルティングを行っている。「図解 初めての人の株入門」(西東社)、「キチンとわかる外国為替と外貨取引」(TAC出版)など著書多数。新著『明日が心配になったら読むお金の話』(中経出版)も発売された。
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