【コラム】

サラリーマンが知っておきたいマネーテクニック

55 実際の年齢ではなく「健康年齢」で保険料が決まる保険が登場!

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連載コラム『サラリーマンが知っておきたいマネーテクニック』では、会社員が身につけておきたいマネーに関する知識やスキル・テクニック・ノウハウを、ファイナンシャルプランナーの中村宏氏が、独断も交えながらお伝えします。

生命保険の保険料は年齢・性別で決まる!

生命保険に加入するとき「誕生日を過ぎると毎月の保険料が高くなるから、今のうちに生命保険に入ったほうがトク」などとよく言われますね。

それは、保険料を決める要素のひとつである「予定死亡率」が、性別・年齢別に算出されているからです。一般的に年齢が上がるほど死亡するリスクが高いため、毎月支払う保険料は高くなります。

しかし、実際はどうでしょう。もっと細かく見ていけば、別の切り口でも死亡率を算出することができそうです。たとえば、タバコを吸う人と吸わない人とでは、タバコを吸う人のほうが死亡する確率が高いはず。メタボの人とそうでない人も、メタボの人のほうが生活習慣病に罹患する確率が高そうです。

年齢・性別以外の切り口でもリスクを測定して割り引き

このように、年齢・性別以外の切り口でもリスクを測定して健康と判断した人の保険料を割り引く保険を「リスク細分型保険」と言います。おもに損害保険系や外資系の生命保険会社が、定期保険、収入保障保険などで「リスク細分型保険」を販売しています。

年齢、性別以外のリスクの判断基準は「喫煙者か非喫煙者か?」「血圧やBMI値(身長と体重の関係を示す肥満度を表す指数)が一定の範囲に収まっているか?」など。

タバコを吸わない健康な人は、タバコを吸う標準的な人よりも月々の保険料が何割も安くなるのでかなりおトク。子供が生まれ定期保険や収入保障保険の加入を検討している方でタバコを吸わない方は、ぜひとも「リスク細分型保険」の見積もりをとって保障内容と保険料を比較してみてください。

「健康年齢」で保険料が決まる保険はシンプルな医療保険

2016年6月17日に、「健康年齢」で保険料が決まる保険が販売されました。 保険会社は「健康年齢少額短期保険会社」、商品名は「健康年齢少額短期保険」。

健康年齢とは、毎年会社で行う健康診断で計測する12項目のデータと性別・実年齢をもとにして独自に算出した健康状態を年齢で表したもの。健康になるほど保険料が安くなるので、健康へのモチベーションが上がるかもしれません。

保障内容はいたってシンプルです。5大生活習慣病(がん・脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、高血圧)の治療のために入院状態になったとき、一律80万円がまとめて支払われます。

契約できる年齢(実年齢)は18歳から75歳までで、保険期間は1年間。通常このような保険は1年が経過すると自動的に更新されますが、この保険は違います。改めて健康年齢を算出し、前年よりも若くなれば安い保険料で再契約することになります。逆に健康年齢が上がれば保険料も高くなります。

健康年齢別の月払保険料(例)は以下の通りです。

健康年齢別の月払保険料(例)

たとえば実年齢が55歳でも健康年齢が45歳であれば、手頃な保険料で加入することができます。健康に自信がある方は検討してもいいかもしれませんね。

終身医療保険に既に入っている人が、一定の期間だけ生活習慣病のリスクに備えてこの保険で上乗せの保障を確保するような場合に適していると言えるでしょう。

加入するかどうかは別にしても、自分の現在の健康年齢が何歳なのかは気になるところ。最新の健康診断結果を手元に準備し、ネットで計測してみてはいかがでしょうか。

執筆者プロフィール : 中村宏(なかむら ひろし)

ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。ベネッセコーポレーションを経て、2003年にFPとして独立し、FPオフィス ワーク・ワークスを設立。

「お客様の『お金の心配』を自信と希望にかえる!」をモットーに、顧客の立場に立った個人相談やコンサルティングを多数行っているほか、セミナー講師、雑誌取材、執筆・寄稿などで生活のお金に関する情報や知識、ノウハウを発信。新著:『老後に破産する人、しない人』(KADOKAWA中経出版)

メルマガ「生活マネー ミニ講座」(平日・毎日配信)
HP「FPオフィス ワーク・ワークス」

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インデックス

連載目次
第76回 クレジットカードの使い方の基本
第75回 エンゲル係数を計算してみよう!
第74回 後悔しないマイホーム予算の立て方(2)
第73回 後悔しないマイホーム予算の立て方(1)
第72回 サラリーマンもiDeCo(イデコ)に加入することができる?
第71回 2017年4月からも、学資保険や個人年金保険で資金準備をする?
第70回 「結婚にかかるお金」を参考に貯蓄目標額を設定する!
第69回 「セルフメディケーション税制」を使って税金を節約しよう!
第68回 20代~30代は、2018年からスタートする「積立型NISA」を活用しよう!
第67回 年末年始は少し時間をかけて、家計や資産を点検して来年の目標を作る!
第66回 贈与を受けると贈与税がかかる!?
第65回 年末調整の情報を活用し、「ふるさと納税」ができる金額を年内に確認しよう
第64回 住宅ローンの借り換えは、金利だけでなくコストにも注意!
第63回 中途退職時に受け取る退職金、使いすぎに注意!
第62回 年末調整の季節が到来! - サラリーマンもたまには「税金」のことを考えよう
第61回 コンビニATM、時間外でも手数料無料の金融機関は?
第60回 利回り8.3%の「百貨店友の会」、預貯金金利が低い今こそおすすめ
第59回 確定拠出年金で老後資金準備! 2017年からは専業主婦や公務員も対象に
第58回 中古住宅を購入してリフォームなら【フラット35】リノベがおすすめ
第57回 厚生年金、国民年金にはしっかり加入する!
第56回 20代・30代サラリーマンのお小遣い事情
第55回 実際の年齢ではなく「健康年齢」で保険料が決まる保険が登場!
第54回 おすすめ投資信託は「ノーロード」&「インデックス型」&「バランス型」(2)
第53回 おすすめ投資信託は「ノーロード」&「インデックス型」&「バランス型」(1)
第52回 子供のできたときに入る生命保険は「収入保障保険」
第51回 新入社員は必読! 給与明細を徹底解剖
第50回 子供の教育費の目安とは? 高校までは毎年の収入の範囲でカバーする!
第49回 正社員なら30歳までに200~300万円貯めよう!
第48回 2016年3月の住宅ローン金利が史上最低を更新!?
第47回 マイナス金利で「個人向け国債」が高利回り商品に!?
第46回 マイナス金利、住宅ローンは「固定金利」への切り替えの絶好機!?
第45回 通勤手当の非課税限度額が月15万円に引き上げられる!?
第44回 1月から医療費の領収書はちゃんと保管! 確定申告をして節税をしよう!
第43回 『ジュニアNISA』がはじまる前に「贈与税」の仕組みを理解しておこう!
第42回 子供や孫ができたら「ジュニアNISA」口座を開設して教育資金の準備をする!?
第41回 新しい年を前に! 一生涯の収支計画を作ってみよう!!
第40回 年末調整の「生命保険料控除」で得する方法
第39回 女性専用の医療保険…普通の医療保険とどこが違う?
第38回 「老後破産」に陥らない!!--20代・30代からのライフプランの考え方(3)
第37回 「老後破産」に陥らない!!--20代・30代からのライフプランの考え方(2)
第36回 「老後破産」に陥らない!!--20代・30代からのライフプランの考え方(1)
第35回 中古住宅を個人から買うときは、「消費税」がかからない!!
第34回 旅に出るときは、スマホで旅行保険に加入して万が一の事態に備える!
第33回 子供の教育費はこうして準備する! (3)
第32回 子供の教育費はこうして準備する! (2)
第31回 子供の教育費はこうして準備する! (1)
第30回 財形貯蓄をしている子育て世帯に朗報! 「財形住宅融資」が金利を▲0.2%優遇
第29回 「結婚・子育て資金」を"非課税"でもらえる制度ができた!
第28回 物価上昇時におススメ! "超短期"の「定期預金」で安全確実にしっかり貯める!
第27回 クレジットカードより家計管理が断然便利!? デビットカードを使いこなす!
第26回 賃金が上昇したら、アップ分を元手に投資で増やす!…「積立投資信託」
第25回 住宅エコポイント制度が2年半ぶりに復活! 最大45万円分のポイントがもらえる!
第24回 がん保険に別途入る必要はない!? - 医療保険の入り方(2)
第23回 病気やけがで入院・手術になったらどうする!? - 医療保険の入り方(1)
第22回 【フラット35】Sが拡充!? 長期固定金利が当初5年、10年が変動金利並みに!
第21回 「ふるさと納税」が拡充! 寄附の上限額が2倍になる!?
第20回 「仕事」だけでなく、「家計」でも"1年の目標"を立てよう!
第19回 "超低金利時代"の住宅ローン、「変動金利」と「固定金利」のどちらを選ぶ?
第18回 「晩婚夫婦」の家計が、"より慎重で計画的"な運営を求められるワケ
第17回 日本銀行の追加の「超金融緩和政策」に、サラリーマンはどう対処する?
第16回 「財形貯蓄」はサラリーマンの貯蓄の"王道" - どんなメリットがある!?
第15回 20代・30代のフルタイム共働きサラリーマンの家計管理術(2)
第14回 20代・30代のフルタイム共働きサラリーマンの家計管理術(1)
第13回 入院・手術するなら年内・年明けどっちが得? 高額療養費制度が2015年に変わる!
第12回 保障を残しつつ、今後の保険料の支払いをストップできる『払済保険』って何?
第11回 近くにカーステーションがあれば、クルマを持たず「カーシェアリング」を使う!
第10回 帰省先でも役立つ! 人のクルマを借りるときは「超短期自動車保険」に入る!
第9回 金利だけくらべてはダメ! 住宅ローンはコストも含めて比較する!!(2)
第8回 金利だけくらべてはダメ! 住宅ローンはコストも含めて比較する!!(1)
第7回 生命保険の保険料、「年払い」にするだけで節約できるって知ってた?
第6回 ボーナスの時期こそ! 「住宅ローン」の"繰上返済"は、早ければ早いほど効果大!!
第5回 『ふるさと納税』で地域貢献&美味しい特産品をお得にゲット!
第4回 「インフレ時代」の貯蓄術--少しでも"金利"の高いものを選ぼう!
第3回 おじいちゃん、おばあちゃんから子どもの教育費をもらって家計にゆとりを!
第2回 カードで買い物はいいが、「リボルビング払い」はもったいない。
第1回 確定拠出年金の「マッチング拠出」は、"節税"の観点から積極的にやる!

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