【コラム】

Mac Fan ソフトウェアレビュー

14 宛名印刷ソフト「宛名職人Ver.15」

    松山茂  [2009/03/28]

    完全に新しく生まれ変わった、定番の宛名印刷ソフト
    【2008年1月号掲載】



    スペック

    [発売元] アジェンダ  [価格] 通常版:8,190円、アップグレード版:5,040円、ダウンロード版:3,780円 [OS] Mac OS X 10.4以上(10.4.4以上を推奨) [HD] 標準インストール時、約1,600MB以上 [備考] PowerPC G3 450MHz以上(PowerPC G4 500MHz以上を推奨)、Intelプロセッサにネイティブ対応。 ※初期のPowerBook G3、およびCPUアップグレードカードには対応しない [掲載号] 「Mac Fan」2008年1月号

    OVERVIEW

    毎年、この製品を見かけると年末が近づいたと意識するようになる。それが、今回レビューする「宛名職人」だ。ついに15回目のバージョンアップとなる本作は、プログラムを全面的に書き直し、ユーザインターフェイスをMacライクにするなど大きく生まれ変わっている。インテルMacユーザが待ち望んでいた、ユニバーサルバイナリ対応も果たした。

    (1) Mac OS Xライクになった住所録
    サイドバーにあるグループリストは、宛先別や印刷済みの住所録を自動的に分類してくれるもの。あらかじめ用意されているグループだけでなく、自分で作成して仕分けすることも可能だ

    新バージョンになっても、独自の住所録で宛名情報を管理し、宛名面と裏面をデザインして印刷するという流れに大きな変わりはない。誕生日や血液型などの個人情報、さらには6年分の年賀状や暑中見舞いの履歴を記録するなど内容豊富な住所録も健在だ。年賀状だけでなく寒中見舞いやクリスマスカードなどのジャンルが揃ったデザインや、干支や題字、背景などのイラスト、日本語や人名外字、欧文を含む68書体のフォントなど、豊富なコンテンツも収録している。ユニコードをサポートしたことにより、ヒラギノフォントの異体字も利用可能になった。

    FOCUS ON

    実際に使用してみると、トップメニューやメニューバーの構成が大きく変わっているのに気づく。従来のユーザは戸惑うかもしれないが、操作ガイドが完備されているので問題はないだろう。住所録を見ただけでも、サイドバーのグループ表示や、ツールバーのアクションメニュー、検索ボックスなど、Mac OS Xお馴染みのユーザインターフェイスになっているのがわかる。住所録のカード表示でも、タブを使って目的の項目にアクセスしやすいように工夫したり、アドレスブックとのシンクロ機能もより使いやすくなった。

    (2) コンパクトな住所録カード
    住所などの個人情報や履歴といった膨大な項目は、いちいちスクロールしなくてもカード中央部にあるタブをクリックすることで、その部分を表示してくれる。SkypeのIDや干支など、入力できる情報も増えている

    (3) 設定場所やメニュー構成が変更
    差出人の設定は、登録できる数が増えただけでなく、設定場所も環境設定の中に移動している。他にもメニュー構成など変わった部分も多いが、馴れてしまえば使いやすい

    宛名面や裏面を作成するデザイン編集でもMac OS Xらしい改良が施されている。例えば、ファイルのドラッグ&ドロップで画像が配置できるようになっていたり、テキストスタイルの変更はOS標準のフォントパネルを利用できる。Mac OS Xの操作に慣れたユーザなら、こうした変化に好印象を持つはずだ。

    (4) デザインが新しくなった裏面の作成画面
    裏面を構成する画像や文字、差出人などの各アイテムは、これまでのパレットを使った設定から、ツールバー上のボタンや[情報を見る(インスペクタ)]、フォントパネルを用いたものに変わった。画像もドラッグ&ドロップで貼り付けられる

    残念ながら、評価したのがベータ版だったため、すべての機能を確認することはできなかった。しかし、癖のある独自のインターフェイスを廃止したことで、より直感的に操作できるようになった点は、すぐに感じることができた。これから、この新しいユーザインターフェイスをどう定着させていくのかに期待したい。

    (5) アドレスブックとのシンクロ機能をサポート
    外部ファイルからの読み込みで対応していたアドレスブックの取り込みが、宛名職人の住所録とシンクロ(同期)できるようになった。シンクロ時にどちらのデータを優先するかも選択できる

    AFTER REVIEW

    単なるユニバーサルバイナリ対応だけでなく、ユーザインターフェイスを一新する作り直しには正直驚いた。Mac OS Xライクになり、使いやすさは大幅に向上している。また、住所録とアドレスブックのシンクロは、個人的にも待ち望んでいた機能だった。究極はプラグインなどの追加で、アドレスブックを直接宛名職人の住所録として使用できるようになることだが、今回のシンクロ機能も大いに評価できる。

    ※本記事はベータ版を元に作成されており、製品版とは異なる可能性があります。
    No.1 Mac専門誌「Mac Fan」は毎月29日に発売

    内容の詳細な情報は、Mac Fan公式サイト「Mac Fan.jp」にて公開中

    会員登録はこちら

    ●Mac Fan公式サイト「Mac Fan.jp」はこちら

    ●最新号のお買い求めはこちらから

    ●バックナンバーのご購入はこちらから

    ●定期購読のお申し込みはこちらから

    関連記事

    関連したタグ

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン