【コラム】

Mac Fan ハードウェアレビュー

58 メモリカード「SanDisk Extreme SDHC」

58/62

秒30MBで高速に読み書き!
日常作業を快適にするSDカード【2009年10月号掲載】



スペック

[発売元] サンディスク [価格] オープンプライス [実勢価格] 32GB:3万円前後、16GB:1万5,000円前後、8GB:7,500円前後、4GB:4,000円前後 [掲載号] 「Mac Fan」2009年10月号

OVERVIEW

サンディスクは1994年にコンパクトフラッシュ(CF)を開発し、1999年にはパナソニック、東芝とSDメモリーカード(以下、SDカード)を共同開発するなど、常に業界をリードし続けている存在だ。

そんな同社から発売開始された「Extreme SDHC」シリーズは、市販のSDカードとして最大容量を誇る32GBを実現している製品だ。旧製品の「Extreme 3」と比べて、リード/ライト性能が秒20MBから秒30MBにアップ。さらに「Extreme 3 30MB/sエディション」と比べて、最低書き込み性能を示す「SDスピードクラス」が「クラス6」(秒6MB)から「クラス10」(秒10MB)に向上している。一般的な製品ではハイエンドのものでもクラス6が最高であるため、本製品は頭1つ抜き出た存在といえる。

(1) 従来製品からラベルがリニューアル
製品パッケージがリニューアル。製品自体も従来の黒地に赤いアクセントが入ったラベルから「Extreme」の部分が強調された赤いラインのラベルに変更されている

FOCUS ON

SDカードには、高速かつ高信頼性をウリにする製品もあれば、低価格をウリにする製品もあり、どれを購入すればよいのか迷うところだ。しかし、実際に利用してみるとその違いは明らかにわかる。

例えば、高性能なデジタル一眼レフカメラで使った場合は連写性能に違いが出てくる。1,200万画素クラスのデジタル一眼レフカメラでカメラ内のキャッシュが一杯になる13コマを連写し、本製品に記録されるまでの時間はわずか15秒。一方、4GBでクラス表記もない1,000円前後のカードは55秒もかかる。

(2) デジカメの連写性能比較
1,200万画素のデジタル一眼レフカメラでキャッシュ一杯まで連写したあと、メモリカードに記録されるまでの時間。現行の最速レベルにあるパナソニックのクラス6のSDカードと比較しても、クラス10の本製品はさらに高速だ

また、Macでの日常作業においても本製品の高い性能は活きてくる。SDカードスロットを搭載したMacBook Proに600MBのデータを本製品から読み込んだ場合は約45秒。1,000円前後のカードでは約3分だ。大量のデジカメ画像を読み込むときなどには作業が非常にスムーズになる。

(3) 新MacBook Proに最適
現行のMacBook Pro 15インチにはSDカードスロットが搭載されている。本製品を挿入し、メモリカードリーダなしで高速にデータの読み書きが行える

さらに、大容量の本製品であれば、OS自体をインストールすることも可能だ(Leopardのインストールに必要な容量は約11.5GB)。試してみると、OSの起動速度がとにかく速くなる。内蔵ハードディスクドライブ(HDD)が55秒なのに対し、本製品は約25秒。アプリの起動やファイルの読み書きも高速だ。大容量のデータは保存できないとはいえ、これだけの性能があれば複数のSDカードにOSを入れ、環境やOSのバージョンを切り替えて使うのもありだろう。

(4) OSの起動時間
メーカーは推奨していないが、本製品にLeopardをインストールしてみた(ディスクユーテリティでパーティションを[GUIDパーティションテーブル]にする必要あり)。SDカードの価格とクラスの違いによって、起動速度に大きな差が出ているのがわかる。SDカードからの起動はHDDからの起動よりも高速だ。32GBの容量であれば、インストールに必要な約12GBを除いても、あと20GB程度、データ保存容量に使える

AFTER REVIEW

メモリカードの価格は年々下落しており、店頭では低価格な製品を選びがちだ。もちろん低価格な製品が決して悪いわけではなく、高速なデータ転送が必要ない場合、コンパクトデジカメで利用する場合(メモリカードが高性能でもカメラ自体の性能が追いつかない)といった場合には充分。とはいえ、製品の信頼性も含め、結果的にちょっと出費してでも高性能な製品を買ったほうが満足いくこともある。

(撮影:黒田彰)

58/62

インデックス

連載目次
第62回 名刺用スキャナ「WorldCard Mac de 名刺 Plus」
第61回 プロジェクタ「KG-PL011S」
第60回 プレゼンテーション用リモコン「プレジェンヌ」
第59回 デジタルペン「KG-DP301/KG-DP201」
第58回 メモリカード「SanDisk Extreme SDHC」
第57回 多機能コントローラ「Logicool G13 Advanced Gameboard」
第56回 スピーカ「i-Swing[PSP-IS]」
第55回 インクジェット複合機「MyMio DCP-535CN」
第54回 ワンセグチューナ「DH-KONE8G/U2DS」
第53回 映像キャプチャツール「Video cap Mac」
第52回 インクジェット複合機「HP Photosmart C5380 All-in-One」
第51回 無線LAN&メモリカード「Eye-Fi Share」
第50回 データ通信カード「W06K」
第49回 インクジェット複合機「PIXUS MP630」
第48回 PLCアダプタ「PLC-ET/M2-S」
第47回 インクジェット複合機「マルチフォトカラリオ EP-801A」
第46回 外付けハードディスクケース「DT2 DeckTank(DT2-WBC)」
第45回 液晶モニタ「MultiSync LCD-EA241WM」
第44回 フラットベッドスキャナ「カラリオスキャナ GT-F720」
第43回 通信アダプタ「b-mobile3G hours150」
第42回 地上デジタルチューナ「CaptyTV Hi-Vision」
第41回 メディアストレージビューワ「Photo Fine Player P-7000/P-6000」
第40回 地デジチューナ「MacTV GV-MACTV」
第39回 フラットベッドスキャナ「CanonScan 5600F」
第38回 ペン型スキャナ「DocuPen RC810」
第37回 外付けハードディスク「My Book Studio Edition」
第36回 ラベルプリンタ「P-touch QL-580N」
第35回 インクジェット複合機「Lexmark X4650」
第34回 インクジェット複合機「HP Officejet J6480」
第33回 ドキュメントスキャナ「カラリオ スキャナ GT-D1000」
第32回 ラベルライタ「『テプラ』PRO SR3700P」
第31回 グラフィックカード「ATI Radeon HD 3870 Mac & PC Edition」
第30回 DVDドライブ「LDR-MA20FU2/WM」
第29回 カラーマネージメントツール「ColorMunki Photo」
第28回 TVチューナ「EyeTV 250 Plus」
第27回 リニアPCMレコーダ「R-09HR」
第26回 ドキュメントスキャナ「ScanSnap S510M/S300M」
第25回 デジタルビデオカメラ「Everio GZ-HD6」
第24回 ネットワークカメラ「CG-WLNCM4G」
第23回 インクジェット複合機「PIXUS MX850」
第22回 レーザプリンタ「magicolor 2590MF」
第21回 ワンセグチューナ「CG-3SGTRM」
第20回 LEDプリンタ「C8650dn」
第19回 インクジェット複合機「マルチフォトカラリオ PX-FA700」
第18回 ICレコーダ「PCM-D50」
第17回 ブルーレイドライブ「BRD-UM4」
第16回 ワンセグチューナ「LDT-1S302U」
第15回 レーザプリンタ「magicolor 8650DN」
第14回 A3インクジェットプリンタ「Epson Proselection PX-G5300」
第13回 インクジェットプリンタ「Photosmart C6280 All-in-One」
第12回 ポータブルDVDドライブ「LDR-PMD8U2」
第11回 薄型複合機「MyMio MFC-880CDWN」
第10回 ロケーションフリーベースステーション「LF-PK20」
第9回 TVキャプチャボックス「TVMax+」
第8回 ペンタブレット「Bamboo Fun」
第7回 ボイスレコーダ「Voice Trek DS-60」
第6回 Blu-rayドライブ「BRD-UXH6」
第5回 ワイドペンタブレット「PTB-ST12」
第4回 CCDスキャナ「CanoScan 8800F」
第3回 コンパクトプリンタ「HP Photosmart A628」
第2回 USBモデム型データ通信アダプタ「D01HW」
第1回 薄型フラットベッドスキャナ「カラリオ・スキャナ GT-F670」

もっと見る

No.1 Mac専門誌「Mac Fan」は毎月29日に発売

内容の詳細な情報は、Mac Fan公式サイト「Mac Fan.jp」にて公開中

会員登録はこちら

●Mac Fan公式サイト「Mac Fan.jp」はこちら

●最新号のお買い求めはこちらから

●バックナンバーのご購入はこちらから

●定期購読のお申し込みはこちらから

人気記事

一覧

新着記事