【コラム】

クリエイターのためのライフハック

12 英文速読、簡単・気軽にネットでチャレンジ - Zap Reader

    長谷川恭久  [2006/08/25]

    増え続ける情報処理のため? 最近またブームの「速読」

    情報社会の現代、いかに情報を収集・消化していくのかが最大の課題といっても過言ではないと思います。新聞、雑誌、テレビ、ネットなど情報源は様々ですし、時には効率よく収集できるように何かしら工夫が必要となる場合もあります。また、様々な媒体から効率よく収集できたとしても、うまく自分の頭にインプットできなかったら意味がありません。そのインプット方法もこれまた様々ですが、その中のひとつに速読という方法があると思います。

    速読は80年代に日本でもブームになりましたが、ここ数年ほどでまた密かなブームになっているような気がします。筆者の友人にも速読を実践している方がおり、10分で100ページくらい軽く読んでしまいます。

    速読と一言でいってもいろいろな方法があるようで、映写的にページを記憶していくものや、要点になるところを抜き取って記憶していくものなど様々です。

    速読術として歴史が古いのが、タキストスコープという図形・文字などの視覚的刺激を瞬間的に表示させる装置を利用したものです。人間は1秒以下というわずかな時間にみせた図形や文字を記憶することができるとのことで、トレーニングを続ければ短い時間に大量の情報をインプットできるようになるのだそうです。このタキストスコープのメソッドを応用したソフトはいくつかリリースされており、「FastReader PocketPC」というのがありますし、日本でも「速読トレーナー」というのがあります。今回紹介する「Zap Reader」は、タキストスコープのメソッドをネット上で体験できるサービスです。

    文章を入力してZAP it! 会員登録不要ですぐにはじめられるサービス

    会員登録不要のZap Readerは、フォームに速読したい文章を入力して「ZAP it!」というボタンをクリックするだけで、すぐに速読をはじめることができます。

    プレイヤーの再生ボタンをクリックすると文字が次々に表示されます。ディフォルトの設定は分速300文字で、英語に慣れている人でも早いと感じるスピードですが、上下の矢印ボタンをクリックすることでスピードを変えることが出来ます。トレーニングであることを考えると、少し早いかもと思うくらいまでに設定してみると良いかもしれません。

    登録不要ですぐに使えるため、気軽にチャレンジすることができる。利用法は、トップページ下にあるビデオが参考になるだろう

    速読したい文章を貼付けてボタンをクリックするだけ。単刀直入なインタフェースなので迷うことなく利用できる

    設定画面へ行けばデフォルトの値を変更することが出来ます。分速を変更することが出来るだけでなく、一度に表示させる文字数も変更することが出来ます。2文字くらい同時に表示させたほうが早く読んでいるような気分になるかもしれませんね。使い方がいまいち分からない人でも、トップページにあるビデオチュートリアルを見れば、英語が理解できなくても使い方がある程度イメージできるのではないでしょうか。筆者も何度か挑戦してみましたが、思っていたより文字についていくことができて、長い英文もいつもより早く読むことができました。

    おすすめの利用法は、Zap Reader用のBookmarkletをブックマークしておくことです。というのも、速読したい部分を選択してからBookmarkletをクリックすれば、すぐにリーディングをはじめることができるようになるからです。今後、Outlook用、Word用のプラグインもリリースされる予定なので、Zap Readingを使うシーンが広がることは間違いなさそうです。

    プレイヤーからスピードを調整できる。毎回変えるのが面倒な場合は、設定画面でデフォルト値を調整することも可能。同様に、一度に表示させる文字数も変えることもできる

    ブックマークレットをツールバーにドラッグしておけば、毎回サイトへアクセスしなくても、簡単に速読を楽しむことができる

    Zap Readerは英語のみの対応。日本語は文字化けこそしないものの、表示させる文字の調整が出来ません。そのため、実用性が高いとは決していえませんが、英語を学んでいる方にとっては一種のトレーニングになるのは間違いなし。また、速読のトレーニングがインプットスピードの向上につながると考えると、作業効率や情報処理能力の向上というメリットがあるといえるでしょう。ライフハックのためのトレーングと思えば、速読にチャレンジしてみる価値があるかもしれません。

    このように大きめの文字サイズで次々と表示される(左)。欧文は単語ごとにスペースが空いているので切りよく表示されるが、日本語ではこのように大量に表示されてしまう(右)

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