【コラム】

クリエイターのためのライフハック

3 時は金なり? 上手に時間を測る - Time-Tracker

    長谷川恭久  [2006/06/02]

    タスクにメリハリをつけ時間管理を行う

    案件ごとのギャランティー設定、といっても様々です。タスクに応じて金額を設定するだけでなく、時間で設定する場合もあると思います。最近は複数のタスクを同時に行うといったケースもあるので、いかに時間を管理するのかが課題になると思います。また、ギャランティーの設定を考える場合だけでなく、日々のタスクをこなす上において、厳密な予定管理をしておきたいと思う方もいるのではないでしょうか。

    どうしても長くなってしまう打ち合わせやリサーチの時間にメリハリをつけるためにタイマーを使うという手段があると思います。Windows、Mac OSともに計算機や時計など様々なソフトが付いてきますが、意外なことに初期の状態では、タイマー機能が実装されていないようです。今回紹介するTime-Trackerはタイマーをオンラインで使える便利なツールです。

    トップ画像。会員登録もすぐにできますが、まず試してみたいという方は Username に「anonymous」と入力してログイン。

    タスクごとにタイマーを作る

    無料のサービスなので、気軽に始めることはできるのですが、いきなり登録はしたくないという方はユーザー名「anonymous」を使うと、パスワードなしでログインすることができます。まずはそちらで使い心地を体験するとよいと思います。ログインすると、自由に書き込めるテキストフィールドが「テキストフィールド1」~「テキストフィールド2」という形で、2つ用意されています。「タスク名 ~ プロジェクト名」「タスク名 ~ 担当者」といった具合に組み合わせてラベルをつけるとよいと思います。また、リストの順番もドラッグ&ドロップで自由に変更することができるので、デスクトップアプリケーションとかわりのない使い心地を体験できると思います。タスクをクリックすると、タイマースタートなどのコントロールや編集といったコマンドが出てくるようになっており、素早くかつ手軽にタスク管理とタイマーを使うことができます。

    タスクをクリックするとメニューが表示させるようになっており、タイマーをスタートさせたり、レポートが見ることができる。

    タイマーのいろいろな機能

    タイマーも単にトータルの時間を表示しているわけではなく、履歴が残るようになっていて、どの日にどれくらいの時間を費やしたのか分かるようになっています。メニューから「Edit」を選んで、さらに「Edit Time-Slices」というリンクをクリックすると、確認できます。時間の修正も手軽に行うことができて、うっかりタイマーをまわしすぎたといった時も柔軟に対応できます。個人的に時計の針を廻しながら修正できるのがおもしろいなと思います。また、コメント機能もあるので、この時間帯にこういうことをしましたという内容も書き込むことができます。

    「Edit」をクリックするとこのようにフィールドが編集できる。さらに「Edit Time-Slices」をクリックすると、今までトラッキングした時間の一覧が見られ、時間を修正したりコメントを付けることができる。

    Excelの請求書にデータをもってくることも可能

    オンラインで利用できるといっても、最終的にはExcelで作った請求書に書き込んでおきたい、またはバックアップをとっておきたいといった場合もあります。このサービスはXML、CSV、OPML形式の書き出し機能を実装しているので安心です。Excel 2003に実装されているXMLデータの読み込み機能で、「データを更新」を選択すれば Timer-Tracker のデータをダイナミックに Excel 文書に読み込むこともできます。Time-Tracker開発ブログで詳細とテンプレートがダウンロードができるので、最新のExcelを持っている方はぜひ試してみてください。

    これは、CSV形式で書き出したものをExcelで読み込んだところ。ファイルは「UTF-8」で書き出されるので、もし文字化けするようであれば、いったんテキストエディタなどで「Shift-JIS」などに文字コードを変えると解消される。

    オンラインタイマーのメリット

    Time-Trackerは、デスクトップアプリケーションのようにタイマー音を鳴らすといった、OSと親和性のあるアクションがないのが残念ですが、オンラインサービスを使うメリットはいくつかあると思います。デスクトップアプリケーションの場合、データフォーマットが固定されていたり、書き出し機能が乏しかったりといったケースが多いと思います。対して Time-Tracker はデータフォーマットが柔軟で、自分がいつも使っているアプリケーションとの連動がさほど難しくないのポイントだと思います。また自宅、職場、出張先など自分のパフォーマンスをシームレスに管理したいというのであればTime-Trackerのようなサービスを利用したほうがよいでしょう。

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