お休みの少ない時期がやってきました。じめじめとした日や雨の日も増え、心に疲れがたまったり、気怠い気分になることもあるでしょう。少しでも、気分転換の機会を大切にしていきたいものです。

「洗心」という禅の言葉があります。「心を洗う」という文字の通り、溜まった雑念を洗い落とし、すっきりとした思考を保つという意味の言葉です。

人の心にも、メンテナンスのようなものが必要です。忙しくしていると、ついつい心に疲れを残してしまい、小さなことが億劫になったり(その結果、身の回りが散らかったり)、普段は気にしないような悩みを引きずったり、思考の状態が良くない流れに入ってしまいます。

そんな時こそ、「心を洗う」ことを意識してはいかがでしょう。作業環境の整頓や、部屋の掃除をしてみるのも効果的です。掃除に集中しているときは思考を切り替えることができて気分転換になりますし、身体を動かすことにもつながり、身の回りもすっきりとします。(お寺では、掃除も座禅のような重要な修行と言われます)

ある問題に対して思考が煮詰まった場合は、一度その問題から離れた時に良いアイデアが浮かんでくるとも言います。忙しい中でこそ、簡単にできるリフレッシュを積み重ねていきましょう。

■こむぎこをこねたもの、とは?

■著者紹介

Jecy
イラストレーター。LINE Creators Marketにてオリジナルキャラクター「こむぎこをこねたもの」のLINEスタンプを発売し、人気を博す。その後、「こむぎこをこねたもの その2」、「こむぎこをこねたもの その3」、「こむぎこをこねたもの その4」をリリース。そのほか、メルヘン・ファンタジーから科学・哲学まで様々な題材を描き、個人サイトにて発表中。

「週刊こむぎ」は毎週水曜更新予定です。