近鉄特急の中でも、代表的な列車といえば名阪特急「アーバンライナー」。東海道新幹線と競合関係にあり、所要時間ではかなわないものの、新幹線より料金が安く、大阪ミナミの中心・難波(なんば)へ乗換えなしで行けるなどのメリットもある。

21020系「アーバンライナー next」

名阪特急は速達タイプの甲特急と、途中の主要駅にも停車する乙特急があり、甲特急はすべて21020系または21000系で運転。21020系は2002年にデビューした車両で、「アーバンライナー next」の愛称を持つ。体が包み込まれるような感覚を得られる「ゆりかご型シート」をデラックスカー・レギュラーカーに採用したことも特徴。

21000系「アーバンライナー plus」

21000系は1988年にデビューし、「アーバンライナー」として近鉄特急のイメージを一新した車両。2003年以降、「ゆりかご型シート」への変更をはじめとする内外装のリニューアルが進められ、愛称も「アーバンライナー plus」となった。現在は名阪甲特急だけでなく、名阪乙特急の一部列車などでも活躍している。