「赤い電車」が定番の京急電鉄における異色の列車「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」。2編成あるうちの1編成がこのほど、台鉄列車(普快車の客車・機関車)をイメージしたデザインのラッピング列車となり、2月22日から京急線内で運行されている。

台鉄列車をイメージしたデザインの2100形「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」

京急電鉄は昨年2月、台湾鉄路管理局(台鉄)と友好鉄道協定を締結しており、協定締結1周年記念企画として、青い車体の2100形2133編成を使用したラッピング列車が登場した。台鉄で活躍する客車と「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」が類似することから、より台鉄列車のデザインに近づけるため、車体と排障器にラッピングを施している。車体前面の排障器が台鉄列車の機関車をイメージした警戒色となり、友好鉄道協定を記念したヘッドマークも入った。車体側面の窓下に白帯やロゴなどがデザインされている。

このラッピング列車は3月26日まで運行される予定で、快特や「ウィング号」などに使用される。京急電鉄と台鉄は相互誘客活動の一環で、羽田空港国際線ターミナル駅2階到着ロビー階改札内連絡通路に「台湾・台鉄PRブース」も設置するとのこと。

2100形「KEIKYU LOVE TRAIN」。ヘッドマークも掲出された

京急線では、2100形2149編成を使用した「KEIKYU LOVE TRAIN」も運行されていた。車内の1区画(4席)をハート柄ボックスシート「相合席」として特別装飾したイベント列車で、運行期間は3月14日までの予定。2月29日から3月25日まで、2100形の外装に「くまモン」のデザインを施した「くまもと号」も運行される予定だ。