【コラム】

男の家電

47 またもやコーヒーをいれる道具を増やす

    よしのわたる  [2008/02/25]

    以前、このコラムでも書いたのですが、筆者はタイガー魔法瓶のコーヒーメーカー「ACO-A060」を所有しています。このコーヒーメーカーは、通常のコーヒーメーカーのように、水を沸騰させてペーパーフィルターでドリップすることもできるのですが、何といっても、水出しでコーヒーをいれられるという点を最大の特徴とした製品です。筆者はもっぱらこちらのいれ方です。

    いれる方法には、若干の慣れが必要です。まず、ペーパーフィルターをセットし、そこに、細か目に挽いたコーヒー豆(イタリアンorフレンチローストのものが好ましい)を、罰当たりなぐらい投入します。ACO-A060でいれられる水出しコーヒーの最大量は6杯分で、マニュアルによると、コーヒー6杯では付属の計量スプーン9杯分のコーヒーを使用すると書かれていました。ところが、粉の状態でその分量を計ると、かなり薄いコーヒーができ上がります。なので、おそらく豆の状態でというのが正解なのでしょう。写真は、豆9杯分を挽いたものです。約80gになりました。粉を投入したら、適当にならして、上から少量の水をかけ全体になじませます(もちろんサーバーもセットします)。続いて、上部の水タンクに、規定量の水を注ぎます(ACO-A060では、通常のドリップ式のコーヒーメーカーとは違い、サイドではなく、フィルター部分の上に水タンクがあります)。バルブを、1滴/s程度の速度で水が垂れる程度に調整します。しばらくすると、部屋中にコーヒーの香りが漂い始めます。そして、1晩後には(!)、コーヒーを飲むことができます。

    これで計量カップ9杯分。これでは薄くなる

    これでちょうどよいぐらい。もちろん、山盛り状態でなく、ちゃんとならして水をなじませてから抽出する

    ここから一晩かかります

    というように、コーヒーを飲みたくなってからいれたのでは絶対に間に合いませんし、しかもその間、香りだけは部屋中に充満するという、コーヒー好きにはかなりきついシステムです。もちろん、計画的にいれれば問題はありませんし、そもそも水出しコーヒーはそういうものでしょう。時間をかけていれたコーヒーの味は、筆者はかなり気に入っています。

    しかし、さすがにこれだけでは困るケースもあるので、コーヒーをいれる機器をもう1台導入することにしました。今回の条件は、以下のようなものです。

    1. ものすごい速度でコーヒーをいれることができる
    2. なにも考えずに手軽にいれることができる
    3. なるべく後始末とかも楽
    4. 大きい機械をこれ以上増やしたくない

    これらの条件に合いそう、ということで選んだのが、デロンギの「EMK2J」という製品です。Amazonで購入しました。筆者の購入した価格は8,571円でしたが、よく探せば、もう少し安く購入できるかもしれません。デロンギならば、「BAR14N」とか、ポッドも使える「BAR20N-B」、あるいは「EC200」のほうが、という意見もあるでしょう。また、手軽さということなら、ネスレ日本の販売する一連のネスプレッソマシンなどのほうが、という意見もあるかもしれません。それらは、ポンプで加圧するエスプレッソマシーンで、本格的なエスプレッソをいれることができます。一方、筆者のチョイスしたEMK2Jは、湯が沸いたときの圧力だけでエスプレッソを抽出するシンプルな器具なため、そこまで本格的なエスプレッソをいれることはできません。とはいえ、すでに巨大なコーヒーメーカーを持っている身としては、なるべくコンパクトなもののほうが望ましかった(それにまだ増えるかもしれない……)うえ、今回は手軽さというのが目的の一つなので、これでよしとします。

    EMK2Jは、マキネッタのような構造をしていますが、ボイラーの下の部分に電気式のヒーターが入っていて、火加減や、火を止めるタイミングなどを考えなくても、エスプレッソをいれることができます。

    いれ方は、だいたいこんな感じになります。

    1. まず、ボイラーに水を入れます。ボイラーには、圧力が高くなりすぎたときにそれを逃がすための安全バルブが付いていますが、それの下ぐらいまで入れると、ちょうど2杯分です(デミタスカップ2杯分なので、普通のコーヒーカップに2/3ぐらい抽出される)
    2. ボイラーにバスケットをセットして、粉に挽いたコーヒーを適当にいれます。バスケットにちょうど入る分だけ入れればOKです
    3. サーバーを取り付け、電源ベースに乗せてスイッチを入れます。サーバーを取り付けるときに取り付け方がゆるいとサーバーとボイラーの間からエスプレッソが漏れることがあるので、サーバーの金属部分を持ってしっかり締めた方がよいようです

    これで、2分程度待っていると、エスプレッソが抽出されます。サーバーが透明なため、噴水ジュースのような感じで吹き出すのが見られます。あとは温めたカップに注いで飲むだけです。

    デロンギの「EMK2J」。電源ベースに乗せた状態でも、高さ125mm×幅185mm×奥行122mmとコンパクト

    安全バルブの下まで水を入れる

    バスケットをいれる

    挽いたコーヒー豆をいれる

    しばらくすると、エスプレッソが抽出される

    あとは、温めておいたカップで飲むだけ

    このように、非常に手軽にエスプレッソをいれることができるのですが、それだけではなく、片付けが非常に楽です。いれたてでボイラー部分に触ると危険なので、しばらくしてから、まず、ボイラーとサーバーを分離します。で、サーバー部分を適当に水洗いします。次に、バスケットを取り出します。バスケットはサーバーをひっくり返すと落ちてきます。この時、下に何か汚れてもよいものを敷いたほうがよいでしょう。出てきたバスケットのコーヒーかすを捨てて、こちらも軽く水洗いします。これだけです。

    サーバーと、ボイラーを分離する

    2.M@サーバーをひっくり返してバスケットを取り出す

    片付け完了

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