【コラム】

男の家電

36 寒くなってきたので、そろそろ暖房器具を測定

    よしのわたる  [2006/11/22]

    この原稿を書いているのは、11月19日です。筆者が住む神奈川県東部でも、気象庁の発表で最高気温が12°Cと予想されるなど、少しずつ冷える季節になってきました。しかし、それはあくまでも外の気温であって、室内はそれほどの寒さではありません。普通に窓を閉め切った状態で測定したところ、PC以外の暖房は動かしていないのですが、室温は22.3°Cでした。ただし、PicoTechnologyのDr.DAQによる測定なので、本当のところはどうなのかよく分かりません。とりあえず、夏に、壊れた冷蔵庫の中の温度を測定したときとほぼ同じ温度だということだけは分かりました。

    だんだん冷える季節になってきたが、窓を閉めていればまだ暖房は必要ないだろう。Temperatureの値は、机の上に置いたDr.DAQの場所の温度、Ext.1が壁に貼り付けたセンサー、Ext.2が床に貼り付けたセンサー

    外部センターの1つを壁に貼り付ける

    もう1つの外部センサーを床に貼り付ける

    今回、筆者がやろうとしているのは、エアコンとオイルヒーターの暖まり方の違いと、消費電力の測定です(せっかくワットチェッカーを購入したのに、ほとんど使用していないというのも理由の1つ)。

    しかし、室温が20°C以上ある状態で暖房を動かしてもあまり意味がありませんし、非現実的ではあります。というわけで、しばらく窓やドアを全開にして、しかも扇風機を動かして、部屋の中の暖かい空気を追い出すことにします。

    この時期に、扇風機を「強」で1時間連続運転

    1時間経過。室温は、18.4°Cにまで低下しました。壁面の温度は21.0°C、床の温度も21.0°Cです。このぐらいの温度なら、さほど寒いとは感じないはずですが、さすがに、強運転の扇風機の風はなかなか効いてきます。体感温度はかなり低いのではないでしょうか(調子に乗ってアイスミントティなんか飲んだら、さらに冷えた)。

    というわけで、暖房を動かして測定を開始したいと思います。まずは、エアコンからです。

    エアコンのコンセント部分にワットチェッカーを取り付けて測定スタート

    エアコンは、自動運転モードで動かしています。コンセントを入れて1分ほど経つと突如暖房運転を開始しました。だいたい800W程度の消費電力です。しかし、15分ほどすると、運転はストップし、消費電力は17Wに低下。さらにしばらくすると、突然最大出力で暖房を開始し、消費電力は1111Wに達しました。その後も、動いたり止まったりを繰り返します。このまま2時間、運転を続けました。

    2時間後の室温は21.7°C、壁面の温度は23.3°C、床の温度は23.6°Cに上昇しました。しかし、部屋を冷却する前の温度にまでは戻っていません。2時間経過した時点での消費電力量は0.43kWhでした。

    筆者の使用しているエアコンは、自動運転だと22°Cあたりで温めるのをやめてしまうようだ

    エアコンの場合、2時間連続運転で消費電力量は0.43kWh

    続いて、オイルヒーターの測定をします。が、その前に再び部屋の温度を下げる必要があります。部屋の窓を全開にして、扇風機を強運転で約1時間です。その結果、室温が18.4°Cになったので、ここからスタートします。なお、壁面の温度は20.5°C、床の温度も20.5°Cと先ほどよりも若干低い温度からのスタートです。

    オイルヒーターは、いきなりフルパワーで暖房をスタート

    オイルヒーターも、単に電源を入れただけで、温度調整などは行っていません。この状態だと、筆者の使用しているオイルヒーターでは22°Cに設定されます。オイルヒーターの場合、電源を入れても、見た目や音など何の変化もありません。しかし、この状態ですでに1000W程度の電力を消費しています。45分ほど経過したところで、消費電力が400W程度に下がりました。どうやら、規定の温度に達してきたようです。ところが、さらに15分ほど経過すると、再び1000W運転になります。その15分後には600W運転になり、さらにその15分後には消費電力は0Wになりました(オイルヒーターの場合、部屋とオイルが十分に暖まっていれば、ヒーター部分を作動させなくなる)。

    こちらでも連続2時間運転させたところ、室温は22.9°C、壁面の温度は23.8°C、床の温度は23.5°Cにまで上昇しました。床の温度以外ではオイルヒーターの方が暖かくなっています。ただし、壁と床は、オイルヒーターの方が低い温度からスタートしたので、上昇分は、オイルヒーターの方が多くなっています。

    そして、この時点での消費電力量ですが、1.37kWhとなっています。エアコンの3倍強といったところです。さすがはオイルヒーターです。

    やはりエアコンと比べると、消費電力量的には不利になるオイルヒーター

    今回は、まだあまり寒くない時期での測定だったので、それほど極端な差は(消費電力以外には)ありませんでしたが、これを厳寒期にやったら、また違った結果が出てくるのかもしれません(筆者が体を壊す恐れありですが)。1~2月あたりに再びチャレンジしてみたいと思います。

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