L特急「(ワイドビュー)しなの」はおもに名古屋~長野間の運転だが、大阪~長野間の列車も1往復設定。JR西日本・JR東海・JR東日本の3社にまたがり、在来線の昼行特急で最長距離(営業キロ441.2km)を走る列車とされている。

東海道本線を走る383系のL特急「(ワイドビュー)しなの9号」

中央本線を走る383系。貫通扉の有無で先頭車のデザインが異なる

同列車に使用される383系は、1990年代にデビューした特急形電車。急曲線・急勾配が連続する中央本線・篠ノ井線を走行することから、制御付き自然振子と自己操舵機構を搭載した車両となった。6両編成・4両編成・2両編成があり、6両編成の長野方先頭車(クロ383)は非貫通タイプのグリーン車となっている。