開業50周年を迎えた東海道新幹線。現在の主力車両はN700系で、JR東海・JR西日本の共同開発で2007年にデビューした。最高速度は時速270kmで、車体傾斜システムの導入などにより、東京~新大阪間の最短所要時間は2時間25分となった。

N700系X25編成。改造直後で屋根の汚れが少なく、新車のようにも見える

2013年度以降、JR東海はN700系80編成を対象に、中央締結ブレーキディスクや定速走行装置など、N700Aで採用した機能の一部を反映する改造を実施しており、改造後のN700系は現行のロゴに「A」が付く。N700Aの導入とN700系の改造により、2015年度末までに全体の約8割がN700Aタイプの車両になるという。