快速「仙台シティラビット」は東北本線福島~仙台間で3往復運転。719系やE721系などの車両が使用され、719系で運転される際、ヘッドマークも掲出される。しかしダイヤ改正を前に、3月25日をもってヘッドマーク掲出は取りやめとなる。

ヘッドマークを掲げて走る719系の快速「仙台シティラビット」

3月26日のダイヤ改正で、「仙台シティラビット」の停車駅に南仙台駅・長町駅が追加されることに。仙台市内にある両駅での乗車チャンスが拡大する。

また、現行の下りは福島駅9時0分発・11時0分発・13時0分発、上りは仙台駅11時4分発・13時3分発・16時3分発と比較的わかりやすい時刻設定だったが、ダイヤ改正で各駅の発車時刻も変更に。福島駅では9~14時台の東北新幹線下りから在来線(東北本線白石・仙台方面)の接続が見直され、現在の平均20分程度から平均10分程度になるという。

719系は2両編成が基本。最大8両まで組成可能だという

「仙台シティラビット」にも使用される719系は、1989年に登場した交流近郊形電車。211系に準じたデザインのステンレス製3扉セミクロスシート車両で、「集団見合い型」の座席配置も特徴となっている。仙台地区の東北本線で701系・E721系とともに近郊区間輸送に使用され、奥羽本線(山形線)福島~新庄間では標準軌の車両719系5000番台が活躍中。磐越西線では719系を改造したイベント列車「フルーティアふくしま」も走る。