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10月18日(日)の本試験まで、残りわずかな期間となりました。これまでがんばって学習してきた成果を本試験で発揮していただくためには、今の「超直前期」の過ごし方が最も重要となってきます。今回から全3回にわたって「超直前期」における学習対策として、藤井講師自身による出題予想テーマおよび出題予想重要キーワードについて紹介しますので、ぜひこの機会に知識の確認を行ってください。

【参考】平成21年度春期試験の合格者数と合格率
受験者数 合格者数 合格率
39,131名 28,540名 72.9%

まず第1回は、平成21年度秋期試験試験における出題予想テーマについてご紹介します。

伝統的に情報処理技術者試験では、不合格者の方の再受験のことを考慮して直前の試験問題に類似した内容は基本的に多くは出題されません。ある意味でこれは当然のことであり、例えば前回の平成21年度春期試験に残念ながら不合格となった方の多くは、本年度の秋期試験にも再チャレンジされることが容易に予想されます。そのため、本試験の作問者側としてはやはり前回の本試験と同様の内容の問題を出題するわけにはいかないと思われます。

この点をふまえ、近年の初級シスアド試験および基本情報技術者試験における午前問題まで含んで考慮し、以下のとおり全20項目について出題予想を行いました。

いずれのテーマについても、本来いつ出題されてもおかしくない重要事項ばかりですので、この時期に確実に攻略しておくことが望まれます。どうぞ参考にしてください。

【平成21年度秋期試験試験における藤井講師の出題予想テーマ】
企業組織 マトリックス組織または社内ベンチャ組織について
OR 線型計画法を用いた最適生産量の計算
在庫管理とABC分析 ABC分析によってクラス分けされた製品ごとの発注方式の違いと特徴
損益分岐点分析 固定費・変動費・売上高から損益分岐点売上高を算出
知的財産権(著作権) 著作権法における保護期間・財産権と人格権・著作権の例外事項
労働法関係(労働者派遣法) 派遣労働者の指揮命令関係、派遣事業の種類
ソリューションビジネス ホスティングサービス、ハウジングサービス
情報システムの開発モデル プロトタイプモデルとスパイラルモデルの特徴
プロジェクトマネジメント WBS(作業分解構造図)の特徴
システム監査と内部統制 システム監査の目的およびシステム監査人の役割
基本アルゴリズム アルゴリズムの定義
プログラミングとプログラム言語 言語プロセッサと代表的プログラム言語の特徴
入出力インタフェース シリアルATA、USB 2.0
コンピュータシステムの処理形態 シンクライアント、クラスタリング
障害管理と信頼性の向上の技術 障害発生時に稼働能力を高めるための各種技術
RAID RAIDの役割・目的とRAID5の特徴
データベースにおける関係演算 選択・射影・結合の具体例
不正行為と情報セキュリティ ファイアウォール・プロキシサーバの役割
アクセス管理 ユーザIDとパスワード
暗号化技術 暗号化の目的と公開かぎ暗号方式の仕組み

なお、上記の出題予想テーマのすべての項目について、拙著「カリスマ講師が教える! ITパスポート「絶対合格」のポイント」では詳細に解説しています。また項目ごとに具体的な出題予想問題および解説も掲載しておりますので、ぜひ活用していただくことをおすすめします。

次回は、本試験における出題が予想される重要キーワードの確認を行います。


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カリスマ講師が教える! ITパスポート「絶対合格」のポイント 2009年度版


本連載は、毎日コミュニケーションズの発行する『カリスマ講師が教える! ITパスポート「絶対合格」のポイント 2009年度版』を、Web連載用にコンパクトに再構成した入門編となっています。より本格的にITパスポート試験への対策をお考えなら、同書の入手をオススメします。

・発行 毎日コミュニケーションズ
・著者 藤井淳夫
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