本連載の掲載スケジュール

本連載で解説する内容の一覧は次のとおりです。連載1回につき、1項目ずつ順番に解説して行く予定です。

なお、本連載では特に重要度の高い項目に限定して紹介しています。そのため、ITパスポート試験の出題範囲の全項目についてしっかりと学習したい方は、必須の68項目が詳しく網羅された『カリスマ講師が教える! ITパスポート「絶対合格」のポイント 2009年度版』を入手されることをオススメします。

■第1部 企業と法務
企業組織 (2009年8月4日掲載予定)
在庫管理とABC分析 (2009年8月5日掲載予定)
知的財産権 (2009年8月6日掲載予定)
■第2部 経営戦略
経営戦略マネジメント (2009年8月7日掲載予定)
問題発見と発想のための技法 (2009年8月10日掲載予定)
工程管理の技法 (2009年8月11日掲載予定)
■第3部 システム戦略と開発技術
業務活動のモデル化技法 (2009年8月12日掲載予定)
ソリューションビジネス (2009年8月13日掲載予定)
情報システムの開発モデル (2009年8月14日掲載予定)
■第4部 プロジェクトマネジメントとサービスマネジメント
プロジェクトマネジメント (2009年8月17日掲載予定)
サービスマネジメントとサービスサポート (2009年8月18日掲載予定)
システム監査と内部統制 (2009年8月19日掲載予定)
インターネットによる受験願書受付の申し込み終了 【2009年8月20日/20時】
■第5部 基礎理論~アルゴリズムとプログラミング
数の表現と情報の単位(2009年9月2日掲載予定)
基本アルゴリズム(2009年9月4日掲載予定)
プログラミングとプログラム言語(2009年9月7日掲載予定)
■第6部 コンピュータシステム
コンピュータシステムの構成要素(2009年9月9日掲載予定)
システムの信頼性と稼働率(2009年9月11日掲載予定)
オペレーティングシステム(2009年9月14日掲載予定)
■第7部 技術要素
マルチメディアの各種技術(2009年9月16日掲載予定)
WWWと電子メールの基礎知識(2009年9月18日掲載予定)
情報セキュリティのための暗号化技術(2009年9月21日掲載予定)
ITパスポート秋期試験 試験日 【2009年10月18日】

本連載を利用した学習の進め方

ITパスポート試験合格のための総合的な学習時間は、全くのパソコン初学者の方の場合で概ね200時間程度は必要ではないかと思われます。企業の勤務や学校への通学など、日々忙しく生活を送っているなかでの資格取得のための学習ですから、できるだけ時間を効率的に使って合格を目指さなければなりません。以下に合格可能性を最大まで高めるための4段階別の学習方法を提示しますので参考にしてください。

・第1段階

まずは本講座を一通り熟読してください。毎回掲載している「本試験出題例」は必ず解き、全問正解するまで繰り返してください。そして拙著『カリスマ講師が教える! ITパスポート「絶対合格」のポイント 2009年度版』など、ITパスポート試験の受験対策テキスト(以下、メインテキスト)を入手し、一度通読することによって試験の全体像を把握しておければベストです。理解できてもできなくても、とにかく試験範囲とされている全項目の概要を把握するために肩の力を抜いて気楽に一読してください。それぞれの分野から、どんな切り口で出題されているのかを知ることが目的です。

・第2段階

インプット演習として、メインテキストの「熟読」を一回行います。全項目にわたってもれなくすべての解説に目を通し、不明な語句などはWebや用語辞典などを利用して徹底して調べておきましょう。

・第3段階

アウトプット演習として、問題集による知識の記憶・定着・実践演習を行います。そのために、解説が詳しく記述された市販の問題集(アイテック社「ITパスポート予想問題集」がイチオシです)を入手します。解けなかった問題、理解できなかった箇所などは、本連載やメインテキストの該当箇所を参照しながら問題演習を進めていきます。また、『カリスマ講師が教える! ITパスポート「絶対合格」のポイント 2009年度版』には項目ごとに過去の初級シスアド試験における本試験問題にインターネットを利用してチャレンジできるように、「初級シスアド過去問題!」として、PCサイト用のURLと携帯サイト用のQRコードを掲載しています。通勤や通学、日常の手空き時間などにこのシステムをフルに活用して、問題そのものを覚えてしまうくらいに同じ問題に何度も取り組み、解説の熟読を繰り返しましょう。

・第4段階

アイテック社などの情報処理教育の専門団体によって、ITパスポート受験生のための全国公開模擬試験が実施されています(リンクはこちら)。

時間的・予算的に可能ならば、試験直前期にこれを利用して自分の実力チェックと弱点分野の分析を行います。特に独学で勉強しておられる方にとっては、ご自身の学習の進み具合についての客観的な指標が導入できるチャンスでもありますので、強くおすすめいたします。

・最終直前段階

再び本連載の講座とメインテキストを活用して、全分野にわたって知識の総合点検をしてください。隅々までもらさず目を通し、知らなかった項目・間違って覚えていた知識などが残っていないかどうかを確認し補強します。また本試験でのハイスピードな解答時間に慣れておくためにも、この時期は意識して本講座・メインテキストに加えて問題集の解説もできる限り何度も「速読」するとよいでしょう。

問題演習の具体的な方法
問題集は、何度も繰り返し読むことでアッという間に実力がついてきます。ここが大切な点ですが、問題集というものは解くためだけのものではなく、解答解説も含めて「読む」ためのものでもあります。「試験って苦手なんだよな~」というほとんどの方は、実は問題集の使い方を間違えています。あくまで「問題を解く」姿勢ではなく、知識を身につけ、補強するための教材であると割り切ってください。また問題集は少なくとも3回は繰り返しましょう。仕事の休憩時間や日常のコマ切れ時間などを徹底的に活用し、仮に10~15分も時間があれば2~3問分の解説を読むことは十分にできるはずです。

より本格的に学習したいなら

カリスマ講師が教える! ITパスポート「絶対合格」のポイント 2009年度版


本連載は、毎日コミュニケーションズの発行する『カリスマ講師が教える! ITパスポート「絶対合格」のポイント 2009年度版』を、Web連載用にコンパクトに再構成した入門編となっています。より本格的にITパスポート試験への対策をお考えなら、同書の入手をオススメします。

・発行 毎日コミュニケーションズ
・著者 藤井淳夫
・定価 998円(税込)
・B5判 168ページ