健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

焼きトマト

夏は強い紫外線を浴びた肌のダメージが気になる季節。シミやソバカス、シワといった肌のトラブルは、日焼けが引き金となっていることも多い。日焼け止めクリームなどで未然に防ぎたいものだが、それでも日焼けをしてしまったときは、皮膚のコンディションを整えるビタミンA、ビタミンC、老化を防ぐビタミンEなどを多く補給するようにしたい。

真夏の太陽を浴びて真っ赤に熟したトマトは、日焼け後の肌にうれしい食材だ。トマトは赤い色素成分であるリコピン、ビタミンCを豊富に含んでいる。トマトのリコピンは、他の緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンのように体内でビタミンAに変わることはない。しかし、β-カロテン以上の抗酸化力を持ち、紫外線によるダメージから肌を強力に保護してくれる。がんの予防と改善にも効果が期待されているほどのパワーなのだ。

熟したトマトが手に入ったらぜひ試して欲しい料理が、今回紹介する焼きトマト。トマトをオーブンで焼き、冷蔵庫で冷やすだけ。食べる直前にレモンをたっぷりと絞って爽やかな酸味とともにいただこう。トマトはオーブンで焼くことで味わいが凝縮され、甘みを感じることができる。オムレツやステーキ、焼き魚、豆腐など、皮膚を作る際に必要となるたんぱく質が豊富なおかずと合わせて食べるとより効果的だ。

【症状】日焼け
【栄養素】トマト:リコピン、ビタミンC、レモン:ビタミンC
【栄養価(1人分)】エネルギー:66kcal、カリウム:318mg、ビタミンC:23mg
【ジャンル】副菜

材料(2人分)

食材
1 トマト 2個
2 小さじ1
3 オリーブオイル 小さじ2
4 黒粒こしょう 適量
5 レモン 適量
6 しょうゆ 適量

作り方

(1) 230度のオーブンにトマトを入れ、15分ほど焼く
(2) トマトの表面が焦げ、実が崩れそうになったら取り出して器に入れる。塩、オリーブオイル、黒粒こしょうをかけたら冷蔵庫に入れ、冷やしておく
(3) 食べる直前にレモンを絞り、好みでしょうゆを少々たらす


(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。