健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

きゅうりのピリ辛漬け

きゅうりは約95%を水分が占めており、体を冷やす働きがあることから、暑い日差しでほてった体にはうれしい野菜といえる。さらには、コラーゲンの合成に必要とされるビタミンCも含む。また、コラーゲンを束ねて結合組織を強化すると考えられているケイ素も含有。ケイ素が不足すると爪が割れる、髪が抜けやすい、そして皮膚がたるむなどの症状があらわれるといわれている。夏の紫外線による肌のダメージに悩まされやすい時期には、日焼け後のケアにとしてきゅうりをたっぷりいただきたい。

今回ご紹介するのは、みずみずしい食感を活かして大きめに切ったきゅうりを、唐辛子の辛味をきかせた甘酢に漬け込んだ一品。前述のビタミンCはメラニン色素の抑える働きも持っているが、熱や酸素に弱く、壊れやすいのが難点。しかし酢にはその破壊を弱める働きがあるため、この料理は効率よくビタミンCが摂取できる内容ともいえる。

浅漬け感覚でさっぱりとした味わいを楽しむのもよし、しっかりと漬け込んで甘酢が染み込んだきゅうりをいただくのもよし。時間の経過とともに変化する味わいも魅力だ。多めに作って常備しておくのもおすすめ。

【症状】日焼け
【栄養素】きゅうり:カリウム、ビタミンC、ケイ素、:クエン酸
【栄養価(1人分)】エネルギー:50kcal、ビタミンC:14mg、カリウム:118mg
【ジャンル】副菜

材料(2人分)

食材
1 きゅうり 1本
2 大さじ3
3 砂糖 大さじ1
4 小さじ1/2
5 ごま油 小さじ1
6 たかのつめ 1本

作り方

(1) きゅうりは一口大の乱切りにした後で塩もみ(使用する塩は分量外)をする。軽く絞ってから水気を拭き取る
(2) 2~6を混ぜ合わせ、(1)を漬け込む。冷蔵庫に入れ、2時間以上置く

(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます