健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

アボカドと鶏ささみののりわさび和え

今回は、「森のバター」とも称される濃厚な味わいのアボカドと、鶏ささみを組み合わせた料理を紹介しよう。鶏ささみはパサつきがちなので、クリーミーなアボカドと合わせると程よい食べ味に仕上げることができる。わさび醤油が味にアクセントをつけており、食べ飽きない一品となっている。

アボカドは栄養価の高いフルーツのひとつで、中でもストレスに効くといわれているビタミンEとパントテン酸が豊富に含まれている。パントテン酸はストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの合成を促進。ビタミンEは酸素の利用効率を高め、抗ストレスホルモンを分泌する副腎の活動を活性化する。

アボカドはおすすめのフルーツではあるが、扱いには注意。酸化しやすいため、切り口に酸素が触れるとすぐに変色してしまう。変色を防ぐためには、レモン汁を振りかけておくとよい。レモン汁に含まれているビタミンCには、酸化を防ぐ働きがある他、副腎の働きを活発にし、ストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの分泌を促す作用もある。また、鶏ささみは低脂質でありながら高たんぱく質な食材。たんぱく質には脳の働きを活性化し、精神を安定させる作用がある。

【症状】ストレス
【栄養素】アボカド:ビタミンE、パントテン酸、レモン:ビタミンC、鶏ささみ:たんぱく質
【栄養価(1人分)】エネルギー:137kcal、ビタミンE:1.3mg、パントテン酸:1.46mg
【ジャンル】副菜

材料(2人分)

食材
1 大さじ1
2 少々
3 鶏ささみ 3本
4 アボカド 1/2個
5 レモン汁 小さじ1
6 しょうゆ 小さじ2
7 わさび 適量
8 焼きのり 1枚

作り方

(1) 酒、塩を入れた熱湯で、筋を取った鶏ささみを茹でる。茹でた鶏ささみは、身を手で細かく裂いておく

(2) アボカドは種を取り、果肉を皮から外す。1cm程度の角切りにして、レモン汁をかけておく

(3) 6~7を合わせてわさび醤油を作る。(1)と(2)をあわせたものにこれをかけ、細かくちぎった焼きのりも加える。全体をよく混ぜ合わせ、器に盛る

アボカドにもう一工夫を加えると

残ったアボカドは、スライスしてわさび醤油をつけると美味しくいただくことができる。他に、マグロと和えてマリネにしたり、玉ねぎやオリーブの実のみじん切りと合わせて、ディップ用のソースにしてもよい。残ったアボカドを保存する際は、変色を防ぐために、切り口にラップを密着させて、冷蔵庫の野菜室で保存する。早めに使い切るようにしよう。

(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。