健康を維持する秘伝のレシピを伝授します
どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!
プチトマトのお浸し レモン風味
プチトマトには、リコピンという赤い色素成分がたっぷりと含まれている。リコピンは、β-カロテンと同じくカロテノイドの一種だが、β-カロテンのように体内でビタミンAに変わることはない。β-カロテン以上の抗酸化力を持つ栄養素として注目を浴びている。また、皮膚がんの原因となる紫外線から肌を守る効果が期待されている物質でもある。血中のリコピン量は年齢とともに減少するので、積極的に食事から摂るようにしたい。このようにプチトマトは、紫外線対策にお勧めの食材である。
一方、レモンに含まれるビタミンCには、細胞同士をつなぐコラーゲンを作る働きがある。その他、しみの素となるメラニン色素の生成を抑える効果も期待できる、肌に嬉しい栄養素だ。
今回紹介の料理は、レモンの爽やかな酸味をプラスした昆布だしに、ほんのり甘いプチトマトを浸し、冷やしていただく一品。夏の食卓を彩る箸休め的な一皿としてお勧めしたい。
【症状】日焼け
【栄養素】プチトマト:リコピン、レモン:ビタミンC
【栄養価(1人分)】エネルギー:45kcal、ビタミンC:45mg、カロテン類(リコピン等):107μg
【ジャンル】副菜
材料(2人分)
食材
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1 | プチトマト | 20個 |
2 | 昆布だし | 200cc |
3 | うすくち醤油 | 大さじ1 |
4 | 塩 | 小さじ1 |
5 | レモン | 1/2個 |
6 | 大葉(千切り) | 6枚(6g) |
作り方
(1) プチトマトはヘタを取り、包丁で皮に十字の切れ込みを入れる。これを熱湯にさっとくぐらせ、取り出したら手早く冷水に浸す。冷水から取り出して水気を拭いたら、皮を剥く
(2) 2~4を合わせて、レモンを絞る。そこへ(1)を漬け込み、冷蔵庫で冷やしておく
(3) 器にプチトマトとだし汁を盛り、その上から大葉の千切りを散らす
※ じゅんさいやみょうがの千切り、オクラの輪切りなどを具として足しても美味しい
(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。