健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

かぼちゃとレーズンのサラダ

強い紫外線を浴びて、髪がぱさつく……。髪のダメージが気になる季節がやってきた。そこで今回は、髪と頭皮の健康を回復する料理を紹介する。アーモンドには、細胞分裂を促進し、髪につやを与えるカルシウムが含まれている。また、貧血の時には、血液が髪の根元まで栄養を運ぶことができなくなり、髪はぱさつく。そこで、鉄を含むレーズンをいただこう。女性の場合は、女性ホルモンの分泌が少ないと髪がぱさつく傾向にあるといわれている。豆乳には、女性ホルモンに似た働きを持つイソフラボンが含まれているので、こちらもお勧めの食材だ。

一方、頭皮の健康に役立つ食材は、夏に収穫のピークを迎えるかぼちゃである。かぼちゃには、地肌の血行を良くするビタミンE、頭皮を健康に保つβ-カロテン、頭皮に張りを与えるビタミンCが含まれる。このかぼちゃを軟らかくなるまで火を通し、豆乳を加えてマッシュする。そこへ、香ばしいアーモンドと甘いレーズンを加えて、味にアクセントをつけよう。それぞれの素材が持つ旨みを活かし、薄味に仕上げた一品である。カリカリに焼いたパンにのせていただいても美味しい。

【症状】ダメージヘア
【栄養素】かぼちゃ:ビタミンE、β-カロテン、ビタミンC、アーモンド: カルシウム、ビタミンE、レーズン:鉄、豆乳:ポリフェノール(イソフラボン)
【栄養価(1人分)】エネルギー:143kcal、ビタミンE:7.3mg、カロテン:248μg
【ジャンル】副菜

材料(2人分)

食材
1 かぼちゃ 150g
2 少々
3 豆乳 大さじ4
4 レーズン 20g
5 刻んだアーモンド 大さじ1
6 セルフィーユ 適量

作り方

(1) かぼちゃは皮をむいて、適当な大きさに切っておく。蒸気が出るまで熱した蒸し器にかぼちゃを入れ、竹串がすっと通る軟らかさになるまで15~20分ほど蒸す。熱いうちに塩をふり、マッシュする

(2) (1)に豆乳を入れ、滑らかになるまでのばし、レーズンを加える

(3) 器に(2)を盛り付け、刻んだアーモンドを散らして、セルフィーユを飾る

(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。