健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

疲労回復に効果的なビタミンを含む - さやいんげん

さやいんげんは一年中出回っているが、露地ものの旬は6~8月ごろ。新鮮なさやいんげんは濃い緑色で張りがある。黄色がかっていたり、しわができているものは避けよう。

さやいんげんは、疲労回復に効果的なビタミンCをはじめ、ビタミンB1、B2、B6などを含む食材。なかでもビタミンCは、体内に侵入してきたウイルスから攻めと守りの両面でからだを守る。また、さやいんげんにはカロテンや葉酸も含まれる。カロテンは油と一緒になることで吸収率が高まり、葉酸は、動物性食品に含まれるビタミンB12と一緒になることで赤血球を産生する。今回紹介する豚肉などのたんぱく質と一緒に食べることで、さやいんげんに豊富な栄養素を効率的においしく摂取できる。ちなみに「えんどう豆」と名前は似ているが、別の品種となる。

新鮮なさやいんげんは濃い緑色で張りがある

さやいんげんの肉味噌がけ

甘辛い肉味噌と香ばしいピーナッツで旬のさやいんげんをたっぷりどうぞ。ビタミンパワーで疲れを吹き飛ばそう。

【病態】疲れをためない
【栄養素】さやいんげん:ビタミンC、豚肉:ビタミンB1、ねぎ:硫化アリル、にんにく:アリシン、ピーナッツ:ナイアシン
【栄養価(1人分)】エネルギー:242kcal、ビタミンB1:0.80mg、ビタミンC:10.3mg
【ジャンル】主菜

材料(2人分)

食材
1 さやいんげん 240g
2 豚ひき肉(もも赤身) 140g
3 にんにく(みじん切り) 小さじ1
4 しょうが(みじん切り) 小さじ1
5 長ねぎ(みじん切り) 大さじ1
6 ごま油 大さじ1
7 豆板醤 小さじ1
8 赤みそ 大さじ1
9 砂糖 小さじ1
10 大さじ1
11 大さじ1
12 ピーナッツ(粗みじん切り) 大さじ2

作り方

(1) フライパンを熱し、ごま油と食材の3、4、5を入れて炒めて香りを引き立てる。続いて豚ひき肉を加えて炒め、ポロポロになってきたら、予め合わせておいた食材の7、8、9、10、11を加え、汁気がなくなるまで一気に炒めながら肉味噌を作る

(2) 熱湯でさやいんげんを塩ゆで(分量外)する

(3) 器に(2)を盛り、上から(1)の肉味噌をかけ、ピーナッツをトッピングしてできあがり

余った食材でもう一工夫! ……にんにく、長ねぎ、しょうがなどの香味野菜

余ったにんにく、長ねぎ、しょうがなどの香味野菜は、みじん切りにしてしょうゆにつけ込み香味だれにするとよい。肉や青魚のソテーのソースにおすすめ。ごま油や酢を少々プラスすれば刺身サラダの中華ドレッシングにも使うことができる。

(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。