高速道路には「こんなところにこんなものが?」と驚くような施設があります。いずれも高速道路を安心、安全、快適、便利に利用するために設置されています。

アクアライン専用の緊急車両

NEXCO東日本管内の東京湾アクアラインには、トンネルの地下に緊急避難用通路があります。緊急避難用通路は車両も通行できますが、通常のトンネルより小さいため、一般の緊急車両は通行できません。

そこで、海ほたるPAには緊急避難通路用の緊急車両が配置され、火災などの緊急時にも即座に現場に向かうことができるようになっています。

ちっちゃいけれど頼れるヤツらだぜ!

 好きな人にはたまらない!? SAに電車と駅が出現!

上信越自動車道の横川SA(上り線)では、実際に使用していた電車の一部を設置して、昭和30年代の信越本線の横川駅を再現しています。売店では、駅弁で有名な「おぎのや」の峠の釜めしを販売しています。もちろん、購入した釜めしを電車の中で食べることもできます。

 好きな人にははたまらない第2弾、高速道路に泊まってみよう!

東北道の佐野SAには、高速道路から直接出入りが可能な宿泊施設「E-NEXCO LODGE」があります。1名で宿泊の場合は1室5,250円、4名で宿泊の場合は1室10,500円で利用できます。いずれもレギュラーシーズンの金額なので、詳しくはE-NEXCO LODGEまでお問い合わせください。

E-NEXCO LODGEは上り線の敷地内にありますが、下り線からも階段を経由して上り線に行くことができます。予約はインターネット上の他、電話でも受け付けています。

アメリカンスタイルの素泊まりの宿です。朝は軽食無料サービスを利用可能

 エコに抜かりなし NEXCO中日本

NEXCO中日本も負けてはいません。

名二環こと名古屋第二環状自動車道には、設置面積1万4千㎡・発電量約2千kwの、高速道路に設置された太陽光パネルとしては最大のメガソーラーを設置しています。高速道路では全国初の、バイオディーゼル燃料製造プラントも設置しています。新東名などのSA・PAから発生した廃食油を回収・精製し、高速道路の維持管理車両の燃料として使用しています。

資料写真を見ると意外にこじんまりした規模なのが、地に足が着いている良い感じです。

全国初のバイオディーゼル燃料プラントは、NEOPASA静岡(上り線)に設置されている

 希少な車両からバイカー必見のスポットまで、NEXCOの注目施設

その他にもNEXCO中日本には、世界に一台しかないという走りながら路面の落下物を回収できる新型路面清掃車を所有しています。

世界に一つだけの路面清掃車

清水PAでは、併設された「ぷらっとパーク」でバイクをレンタルできる『レンタルバイク NEOPASA清水』を2012年7月21日~11月30日の期間限定で設置しています。しかもこの清水PA、フードコートに隣接して車やバイクを展示・販売しているのですから驚きです。

まだまだ紹介しきれなかった設備がたくさんあります。

みなさんも、ひとっ走り探検に出かけてみてはいかがですか?