バレンタインデーが近い。バレンタインはクリスマスの次に嫌いなイベントだ。読者の皆様のなかには、「そうだ、そうだ」と賛同してくださる方も少なくないと踏んでいる。そう考える理由の一つは先日のニュースにある。報道によると、2011年の新成人のうち、「交際相手がいない」という割合がなんと77%、過去最高を更新したと伝えられている。15年前(1996年)は50%だったというから、大幅に増加したことになる。「恋愛なんて面倒くさい」という人種が確実に増えているのは否定できない。

そんなわけで、今回はバレンタインデーが近いので、お菓子用の調理家電を紹介するが、あえてまったくチョコレートを使用しない、自分(と家族)のためのお菓子づくり家電を選んでみた。

イベントが楽しみではないという人は、少なくとも私の周りでは増えている。なにしろ、昨年のクリスマスはこのコーナーの編集、Aさんと女性二人で取材だった。インタビューイのうちの一人は女性だったけれど、彼女も時間を気にしている様子もなく、ソワソワもしていなかったのをぐうたら主婦は知っている。

さまざまなことが二極化に向かう今、世の中にはイベントを幸せいっぱいに過ごす人もいるだろう。「バレンタインデーには彼氏にチョコレートや凝ったものをプレゼントするわ」と決めている方には、残念ながら今回の商品は役に立たない。なにしろ、楽につくれるお菓子ばかりを扱っているからだ。

自分のため、家族のために作るのであれば、簡単につくれるのが一番。ぐうたら主婦にとっては、手軽に出来上がることが、すてきなお菓子の基準なんである。まちがっても、スポンジケーキのように、こしらえるのにたくさんの手間がかかる面倒なものには手を出したくない。スイッチひとつで、できあがるものがいいのである。

そこで今回見つけたのが、デザイン性の高い調整家電ということでも知られる「Vitantonio(ビタントニオ)」のバラエティサンドベーカー プレミアムセット「VWH-4300-H」。こちらはワッフルやパンケーキ、ドーナツなどが手軽に焼けるベーカーである。

ビタントニオ バラエティサンドベーカー プレミアムセット「VWH-4300-H」。ワッフル、ドーナツ、パンケーキの焼き型が付属している。2011年限定カラーは「ハニーイエロー」だ

ビタントニオは、1999年より三栄コーポレーションのオリジナルブランドとして展開されているもの。この商社は家電、家具、ファッション、ハウスウェア、ペット関連等生活関連用品の輸入販売を事業にしているが、それだけでなく、今回のバラエティサンドベーカーのように、日本向けに製品を企画販売しているものもある。

オプションで「たい焼き」用のプレートなども用意するなど、日本人を意識して仕様を決めたことがうかがえる。またワッフル、パンケーキ、ドーナツ、さらにはホットサンドにタルト。プレートを交換するタイプなので、コンパクトで収納面では優秀なのに何種類もの焼き菓子が楽しめる点が、狭いキッチンが悩みの種という人が少なくない日本の家庭に適している。

保証は一年、アフターサービスの方法や商品に関する問い合わせ先電話番号が取扱説明書に記載されているほか、家電のアフターサービス専門の子会社を立ち上げるなどしており、しっかり対応しようという姿勢がうかがえる。

ハート型のパンケーキもオマケに!

さっそく、プレーンパンケーキを焼いてみた。取扱説明書に掲載されているレシピどおりに、材料の薄力粉や牛乳、卵などを混ぜ合わせ、後は予熱ランプが点灯したのを見計らって、油を敷いたプレートに生地を流し込むだけ。ふたつの丸い型に入れて両面から焼くので、形が整っているところがなんとも好感が持てる。

直径9cm、厚さ1cmの丸型パンケーキがふたつできるパンケーキプレートをつけたところ。左にあるプレートはドーナツ用。ワッフル、ドーナツなどプレートを付け替えるだけで、楽しみが広がる

しかも、丸い型の間の余白には小さな星型やハート型もついている。こういうちょっと変わったものが子どもは大好きなんである。飾りつけをして、一緒につくる楽しさも味わえる。

ワッフルも簡単。これならば、朝食のパンを買い忘れたときにも困らない。ささっとこしらえて、娘に食べさせれば、いつもとちょっと目先が変わった朝食を喜んでくれること間違いなしである。

パンケーキは朝食にもどうぞ!

おやつにおすすめしたいのはドーナツ。こちらは、薄力粉や卵などの材料を入れて、パンケーキと同じように、ドーナツ型で焼けばおしまい。通常、ドーナツは油で揚げるのだが、こちらはプレートで焼くタイプ。だからカロリー低めですむのである。ドーナツが食べたい、でもカロリーを抑えたいという人にぴったりである。

ワッフルやドーナツもおいしい!

バレンタインデーのような"特別な日"用には、チョコレートのコーティングやクリームをはさんでも美味しい。材料を変えれば、ふんわりしたフレンチクルーラーもできあがる。チョコペンなどでデコレーションして、ラッピングすれば立派なプレゼントになるはずだ。

プレートを外したところ

別売りにはなるが、最近話題のパニーニ(イタリアの具材をはさむパン料理の一種)などのプレートも求めることができる。一台で場所をとらずに、いろんな軽食やおやつを楽しみたい人にはおすすめである。価格は12,600円。マイコミジャーナルの価格情報では8,380~12,600円で出ていた。

こしらえる料理、お菓子は時間を置かずに、すぐ食べたほうがあつあつで美味しいものが多い。したがって、このバラエティサンドベーカーはまったくバレンタインとは無縁になってしまったぐうたら家のような内輪でイベントを楽しむ家には一台置いておきたい家電なのである。

イラスト:YO-CO