「こんな人とは絶対に友達にはならない!」
友達選びの基準を友人がブログに綴っていた。友達になりたくない"こんな人"というのは、結婚生活、自分の人生についてシミュレーションするような人を指すらしい。何歳までに結婚して、子どもは何人で将来の給料はいくらで、生活費、子どもの教育費や住宅ローンはいくら……などと年齢とともに収入と費用を算出して、計画通りに実行しようとする人だ。「人生って、そういうもんじゃないから!」と友人は書いていた。

友人には言えないが、10年以上も前のこと、私は家計シミュレーションをしていたことがある(←って、ここで言っているよ!)。もちろん、人生が計画通りに行かないことはわかっている。人生なんて、このコラムの前回の記事のようなものだ。東芝の洗濯機が欲しいのに、松下の洗濯機が来てしまう。でも、使ってみると意外と松下の洗濯機が気に入り、これはこれでラッキーだったと後になって思うものなのである。

そんな私がなぜ、家計シミュレーションをしたのか。それはマンションを購入しようと思ったからだ。その頃、ぐうたら主婦は専業主婦で子供もいなかった。家計簿もしっかりつけて、節約もきちんとしていた。時間もたっぷりあることだし、リスクを減らすためにもシミュレーションをしてみようと思ったのだ。当時立てたシミュレーションでは、私は一生専業主婦のはずだった。子どもは2人の予定。それがどうだろう。今の私はワーキングマザーで、子どもは1人……。人生って、そういうものなのだろう。軌道修正があるからこそ、面白みがあるのだと私は思う。

無理なく返済したいならこまめに計算を!

話は変わるが、買い物をするとき、迷わずあっさり買う人もいれば、あれこれ比較して選ぶ人もいる。後者に該当する人はマンション購入にあたり、決めなければならないことがたくさん出てくる。最初に出てくる選択は、建物のどの部屋にするか、ということだ。当然、床面積が広い部屋は価格が高くなる。そのほか、階が上にいくほど、見晴らしが良いことを理由に価格が高くなっていくこともある。できれば、良い部屋を選びたい。でも、月々の返済が苦しくなるのは避けたいものだ。

ぐうたら主婦はパンフレットを見ながら、電卓を打っては月々の支払いを計算した。例えば、505号室と704号室、販売価格の差は200万円。月々の支払いにいくら差が出るのか。当時の私はひたすら電卓をたたきまくった。

ところで、カシオの電卓で「BF-750」というものがある。当時の私がこの電卓を使っていたら、どんなに計算が楽だったのだろう。必要なデータを入力すれば月々の返済額やボーナス月の加算額などをポンポンと手軽に計算できるのだ。例えば、505号室を買うのなら、借入れは1,900万円、704号室なら2,100万円。そんなとき、前者なら月々の返済は69,000円、後者なら、77,000円。両方を計算し見比べることで、月々の返済額にどのくらい差が出るのかすぐわかるのだ。自分が良いと思った部屋は無理なく支払いができる物件かどうか、簡単にわかるので安心だ。これを手計算するとなると、利息の計算から返済月数での割り算など、いくつもの計算が必要だ。しかも、ボーナス払いは別計算なので、同じことをもう一度繰り返さなければならない。この電卓を使えば、面倒くさい計算が簡単にできるのである。

複雑なローン計算も簡単にシミュレーションできるカシオの金融電卓「BF-750」。本体は折りたたみ式で、持ち運びにも便利

買わなくてもいいものが欲しくなるとき

マンションを購入するとき、自分が買える物件はいくらまでか知る必要がある。それには月々の返済額をまずは決めなくてはならない。自分が買えるマンションの上限の計算もBF-750ならば簡単だ。例えば月々の返済が管理費別で14万円、ボーナス加算額が20万円……。必要なデータを入力すれば、借入れ総額が出てくる。ここに頭金を足せば、買える物件の上限がわかるのだ。

ローンの計算がラクラク。ボーナスの計算にも対応している

そもそも、マンションは買ったほうが得か、借りたほうが得か。よく議論される事柄だ。経営、経済に詳しいある人はリスクを考慮したら、賃貸のほうが良いと言っていた。確かに、いつ大地震が起きるかわからない。マンションが潰れて住む家がなくなったのにローンだけが残ることを想像したら、賃貸にすべきだというのもわかる。また、大学時代の会計学の恩師は独立して自営業を営んでいる人の場合、賃貸のほうがおトクだと言っていた。自営業の場合、支払ったそのお金が費用として認められるかどうか、税金を計算する上でけっこう重要になってくる。賃貸のほうが算入できる費用の額が大きくなるから有利だというのだ。専門家の意見を聞くと、マンションなんてわざわざ買わなくても、賃貸でも良いではないかと思う。しかし、理屈や機能で選択しないところは、住まい選びも家電を選ぶときと同じなのである。

イラスト:YO-CO