【コラム】

ぐうたら主婦でごめんあそばせ

30 少女マンガのまつげを手に入れる - まつげくるん ボリュームコーム EH2321P

江口陽子  [2007/03/23]

先日、ラジオを聴いているとある男性が自分はカットしてもらうときに話をするのが苦手だと話していた。その気持ち、良くわかる。実は、私も美容院で話をするのが好きではないほうだ。せっかくだから、普段買わないようなファッション雑誌を読みたいと私は思ってしまう。しかし、美容師の方は私が黙っていると気を使って話しかけてくださる。私も申し訳ない気持ちになって話をするのだが、雑誌が気になって仕方ない。髪の毛をカットするとき、いつも小さな葛藤がある。

ところで、ファッション雑誌のモデルの目を観察すると、その多くはまつげが少女マンガのヒロインのようにくるんとなっている。先端が天に向かって生えているのだ。人間のまつげは前方向、せいぜい斜め上に生えるのが普通で、生まれながら上に向かっている人はまれだろう。もちろん、そこには美容器具が登場し、女性のまつげを力技で天に向かわせているのである。

熱でまつげをくるん

まつげを上に向けるだけで目が実物より大きくみえるので、私もまつげを上に向かわせている。道具として使っていたのはビューラーといわれるもので、はさみのような取手がついているものだ。上下に開いた部分にまつげが入るようにビューラーをまぶたに近づけ挟み込むことで、下の部分についているゴムがまつげに角度をつけてくれるのだ。一回挟むだけだとまつげは90度に曲がってしまい美しくない。根元から先端に向かって少しずつ何回かに分けて挟むときれいなカーブになるといわれている。

ところが、どうも私はこのビューラーが得意ではない。根元から上方に向かって流れるように自然なまつげにしたいのに、力が入りすぎてしまうのが良くないのだろう。私のまつげはカクン、カクンと不自然に曲がりながら上方に向かってしまうのだ。きれいなまつげに仕上げたいのにうまくいかない。そこで、前々から注目していたのが、ナショナル「まつげくるん ボリュームコーム EH2321P」だ。きれいになるためにはいかなる努力を払ってもいい! というのが女性というものなのである(と私は思う)。

まつげくるん ボリュームコーム EH2321P。ヒーターの熱できれいなまつげに仕上げる

ヒーターが温まると適温マークがピンク色に変わる

この製品のポイントはダブルのヒーターがついているところ。まつげにアイロン部をあてると、熱の働きでまつげを上方にカールさせることができるのだ。ヒーターを覆うようにかぶせてある新形状ボリュームコームのおかげで、毛先を尖らせマンガのヒロインのような三角形にカールすることができる。

新しい電池ならば、スイッチを入れてから30秒程度でヒーターがあたたまる。背面の適温マークが紫からピンクに変わったら温まったしるし。最初は難しいと感じるかもしれないが、コツをつかめばビューラーよりもキレイにくるんとしたまつげにできる。

きれいにカールを付けるポイントはまつげの根元近くにアイロン部を当てることだ。まつげをアイロン部にのせ、まぶたと平行にして約3秒間保持する。アイロン部を上に動かし、毛先まで移動。アイロン部でまつげを軽く押し、カールをつくり約3秒間保持する。するとあら不思議~、ときれいなカールが出来上がるのだ。とくに、私の場合は最初にマスカラをぬってから使ったほうがスムースだ。個人差があると思うが、私はマスカラを使わないと思ったようなカールになりにくかった。

まつげの痛みは心配なし

ただ、初めて使うと、まぶたが熱いと感じるかもしれない。火傷はしないのか心配になる人もいるだろう。松下によるとヒーターにかぶせてあるコームの6本のガードがヒーターからまぶたを保護する役目をはたしているから大丈夫なのだという。まぶたは皮膚が薄いので他の部位に比べて熱く感じやすいらしい。最初は電源を入れずに練習をするといいだろう。

さらに、使っていて心配になるのはまつげの痛みだ。ナノケアドライヤーのようにナノイーイオンが噴霧されるわけではない。熱によってまつげがチリチリになってしまわないのだろうかと思う方もいるかもしれない。こちらも大丈夫なのだという。まつげは髪の毛と同じケラチン(たんぱく成分)でできている。ケラチンの変成は160℃から始まる。したがって通常の使用時間であれば、まつげは傷まないという。もちろん、取扱説明書にしたがって使用したほうがよいだろう。まぶたとアイロン部を密着させて何秒間も固定するのはよろしくないのだ。

お値段はMYCOMジャーナル価格情報で、1,850円~3,423円。近所の量販店では2,580円で販売されていた。

そんなわけで、まつげくるんを使って、くるんとなったまつげにしようと努力しているぐうたら主婦。「たかがまつげ」ごときに懸命になっている自分をこっけいに思うが、わたしにとっては「されどまつげ」なのである。

(イラスト:YO-CO)

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