【コラム】

ぐうたら主婦でごめんあそばせ

6 日立家庭用乾燥式生ごみ処理機「ECO-V30」(2)

    江口陽子  [2006/08/11]

    前回、日立家庭用乾燥式生ごみ処理機ECO-V30が便利な商品であることをご紹介した。生ごみをなんと7分の1の容量に減らすことができる。だから、1日400g程度の生ごみならば、ごみ出し回数は1か月に1回にまで減るというのがうれしい。使い方も簡単。生ごみを入れてボタンを押すだけ。

    ごみ出しは重労働!?

    だいたい、ごみ出しは面倒くさい仕事だ。しかもぐうたら家はマンション住まいなので、ごみを出しても良い日が決まっている。1日逃すと次のごみ出し日まで、ごみを出せない。ゴミ袋の口をぎゅっと絞って、置いておくのだが夏になると悪臭の元になる。学校から帰ってきた娘に「なんか臭いね・・・」と言われてしまうこともある。しかもごみ袋がいくつも増えると部屋が狭くなるのだ。ごみ出しの回数が減るのなら、こんなにうれしいことはない。

    ところが、使うにあたってちょっとした障害が発生した。それは娘の反対。なぜ彼女が生ごみ処理機を使うことを嫌がっているのかを説明する前に、娘のお小遣いについて触れておきたい。小3の彼女は今、一週間に50円ずつお小遣いをもらっている。金額をいくらにしたらよいか迷ったのだが、娘の友達にヒアリングをしたところ、この程度の金額が最多のようだ。ところが50円では大好きなペットボトルのラムネすら買えない。そこで登場したのがお手伝い賃金制度だ。洗濯物を干す、自分で食べた食器を洗う、といった小さなことで良い。何かひとつ、お手伝いをすれば娘は100円、もらえる。ただし、私がして欲しいと思うものに限る。勝手に手出しをしてお金を請求しても支払わない。相手が要求していることは何なのかを見極める練習にもなるので、親としてはいいシステムだと自負している。

    とまあ、エラそうなことを言っているぐうたら主婦。要は、自分がやるべき家事を子どもに手伝って欲しいだけなのだ。とはいえ、娘は50回手伝えばゲームソフトが買える、とがんばっている。みんながハッピーなのでよしとしよう。

    ということで、娘の売上に最も貢献しているお手伝いが「ごみ出し」なのである。

    生ごみ処理機を使って気がついたのだが、家庭から出るごみの中で、生ごみが占める割合は大きい。この生ごみ処理機を使い初めてから、ごみ出し回数がぐっと減ったのだ。つまり、娘にとっては、稼ぎ場所が減ってしまったのである。

    こういうときは、話し合いが必要だ。娘に環境問題、CO2削減だのを話してみた。しかしながら、CO2というのは吐き出す息に混ざっているものなのだ、と説明したのがいけなかった。CO2をなぜ削減しなければならないのか、娘から「さっぱりわからない」と言い切られてしまった。説明が下手で申し訳ない。

    助成金がおりることも

    ごみ箱がひとつ増えた気分

    娘は生ごみ処理機を使うことがうれしくない様子だったが、奨励してくれる人たちもいる。ごみ削減は企業と家庭だけが解決しようとしている問題ではない。積極的に削減に取組んでいる組織に地方自治体がある。あくまで平成18年6月現在での話だが、川崎市などをはじめとする全国の市区町村では生ごみ処理機の購入に対し、助成金を交付してくれるところが多数ある。生ごみ処理機なら他社の製品でもよいようだ。手続きを済ませ、一定の要件を満たせば助成金がおりる。実施の有無や金額は地方自治体によって異なるので確認が必要だ。

    それにしても、助成金っていい響きがする。国や地方自治体は一人ひとりの国民、住民を大切にしているのですよ、みたいなメッセージが漂うのだ。量販店で買ったら約6万7000円程度のこの製品。ちょっと高いように感じるが、例えば助成金が1万円でも出るとなるとものすごく得をしたような気になる。早い話、ぐうたら主婦は、少額のお金で気持ちが変わる。生ごみ処理機には、単純すぎる性格を確認させられてしまったようである。

    臭いや騒音への対策も

    絶対オススメ級の本製品なのだが、使っていて1点だけ気になることがある。それは処理中に発生するニオイだ。そんなに気になるほどではないし、リビングにまでニオイが届くこともない。ただ、生ごみ処理中に本機に近づくと、鼻をつくニオイがする。ニオイに敏感な人は不快に思うかもしれない。このような場合、ニオイ自体は消せないが、外に設置することができる。電気工事士に屋外用の防雨形のコンセントを取り付けるよう依頼し、アースなどをきちんと配線をしてもらう。しっかりと設置しておけば、多少雨にぬれてもいいようになっているのだ。外なら多少臭ったところでへっちゃらだ。

    もうひとつ気に入ったところは「3時間入タイマー」機能だ。これはボタンを押して設定しておけば、3時間後に運転を開始する機能(そのまんまの説明だが)。メリットのひとつはおトクな夜間電力を使うことができる点だ。そしてもうひとつのメリットは、寝ている間に運転させられることだ。

    生ごみ処理機は運転開始すると、かくはん羽根とファンが回転する。夜の寝静まったところでは、昼間ならなんとも思わない回転の音がけっこう響くのだ。私はうるさいとまでは思わなかったが、音に敏感な人は耳につくかもしれない。そうなったときは、外に設置してしまえば問題は全て解決。ただ、そうもいかない人は3時間入タイマーを使えばよいのである。ぐっすり眠っている間に生ごみ処理機は働く。朝起きてみると処理済の塊が出来上がっているのだ。

    すっかりお気に召したぐうたら主婦は毎日続けて使った。前の日の処理済品の上に新しい生ごみを投入するだけ。

    この製品の最も好きなところは、不要だった生ごみが肥料になることだ。価値がないと思われていた生ごみでさえ、生ごみ処理機にかかれば肥料の元として生まれ変われるのだ。などと物知り顔で言うぐうたら主婦であった。

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      マイナビニュースマガジン