【コラム】

ぐうたら主婦でごめんあそばせ

1 オムロン体重体組成計「カラダスキャン HBF-362」(1)

江口陽子  [2006/06/30]

家族と一緒に洋服を買いに行かなくなってから3年くらいが経つ。結婚したての頃はいつもよりちょっとおしゃれをして、都心のデパートに服を買いに行くのが好きだった。ところで、私には理解できないのだが、男性にとってショッピングは退屈なものらしい。「まだ決まらないの?」という発言は、女性にとってショッピングの楽しさを損なうひどい言葉だ。けれども、それよりも何より試着室でバッツンバッツンになったスカートをはいている私に対し、「少しはやせたら?」と言いたげな視線。これはけっこう痛いのである。

視線だけでもけっこう痛い

コンプレックスを刺激されるようなことが続き、ショッピングは1人で行くようになった。今、冷静になって考えると、「ショッピングに付き合いたくない」という相手の術中にはまった気がしないでもない。

そんなわけで、ぐうたら主婦は体型にコンプレックスを持っている。山田優やエビちゃんのようなスタイルを手に入れたいなんて願うほど目出たくはないが、できれば誰が見てもぎりぎりステキだという範囲に入っておきたいのである。それなのに、人間の内面は外観に現れるもの。主婦になってからというもの、ぐうたら度が増すのと比例するかのように、体型にも貫禄が出てきてしまったのだった。

特に、フリーライターになってからは自宅が仕事場だ。歩く量が減ったことが運動不足に拍車をかけた。家でやせたいと念じてみても、お菓子を食べながら原稿を書いているようではやせるはずがない。わかっているのなら実行に移さねば。そろそろ本気でやせるときが来たのだ。

というわけで、まずは何をすべきかを考えてみた。そんな私が手に取ったのは体重計。「改善」をしたいのなら、データを収集し現状分析してから、プランを立てれば間違いが起きにくい。そこで、私がお役立ちツールとして注目したものが「オムロン体重体組成計 カラダスキャンHBF-362」という長いネームを持つ体重計である。アナログのヘルスメーターなら10年前に買ったやつが家にある。でも、これでは不十分。「なんとなく最近体重が増えている」程度にしか把握できない。私が知りたいのは、今の自分がどの程度太っていて、あとどのくらいやせる必要があるのかということなのだ。

早速試してみた

使い方はとても簡単。電源スイッチを押して、ボタンを押しながら年齢、身長、性別を設定して乗るだけ。写真のようにグリップ電極を握って腕をまっすぐに伸ばせば、後は体重計が自動でスキャンしてくれるのだ。測定できる項目は、BMI、体脂肪率など10項目以上。表示切り替えボタンを押すと、それぞれの項目について表示してくれる。

一般的に良く知られている指標にBMI(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))がある。これは、身長と体重をもとに算出する数字で、本製品の取扱説明書によると、22が理想、25以上の人は肥満とされている。ただし、BMIは身長と体重だけで計算されるので、脂肪が多くても体重が少なければBMI値は低く出るのだ。そこで、体脂肪率などのデータを併用すると、より正確な自分の太り具合がわかるというわけだ。

カラダスキャン HBF-362

親切なのは、ただ単に体脂肪の値を表示するだけではない。体の部位ごとに皮下脂肪を測ってくれるところだ。全身、両足、両腕、体幹と4つの部位ごとにチェック。その結果、「足は標準でOKなのだけど、腕がね・・・」といったことがわかるようになっている。実は、これは美しい体型を手に入れたい女性にとってはたまらない。なぜなら、太っている場所がわかれば、そこに重点を置いた体操ができるからだ。腹回りを減らさなければならないのに、太ももの体操をしていても効果が低い。この機能は効率よく体操をするための指標となるのである。

うれしいことに、皮下脂肪の数字を表示するだけではなく、「マイナス」「プラス」などを表示することによって、自分が理想のボディからどのくらいかけ離れているのかがすぐわかるようになっている。また、体脂肪率は数字の下に「標準」、「高い」などを4段階で表示。表示を見れば、自分がどの位置にいるのかが一目で知ることができるので便利だ(というか怖い)。

さらにすごい(怖い)のは体年齢まで出してくれるところだ。よくある脳年齢と同じように、体の年齢をオムロンの独自の方法で算出。20代は無理だとしても、30代前半はキープしたいものである。でも、「あなたの体は60歳!」なんて、実年齢よりもずっと高い数字が出たとしたら……。立ち直れないこと必死だ。

(イラスト:YO-CO)

(つづく)

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