本コラムは、GMOクラウド株式会社の特設サイトに掲載されている「GMOクラウドアカデミー ~あなたの興味が知識に変わる」より転載したものです。GMOクラウドアカデミーは、クラウド・ホスティングの「悩み」「問題」「課題」の解決を目的に、現場の声を集約した「生きた」コンテンツを提供します。今回は、リソースをミニマム構成から拡張していく方法です。

【利用シーン】最小限のシステム環境で開発を行い、本番開始後に拡張したいとき。 または、ビジネスの成長や拡大に合わせて、仮想サーバーのパフォーマンスを上げたいとき。

システムをミニマム構成でスタートし、状況に合わせて拡張していく方法です。

ITを活用したサービスを開始する場合、システム一式を用意する必要がありますが、物理サーバーには柔軟性がありませんので、開発段階から本番環境におけるリソースを正確に見積もらないと、運用開始直後からリソース不足に陥ったり、あるいは逆に過剰投資になってしまったりすることがあります。

とはいえ、ビジネス環境や消費者ニーズが激しく変わり続ける中、正確にリソースを見積もるのは容易なことではありません。運用開始後にビジネスの規模が予想以上に大きくなることはしばしばですし、提供しているサービスの人気が急激に高まることもあります。反対に、ユーザーがなかなか増えないこともあるでしょう。

そこでおすすめしたいのがこの方法。仮想サーバーのメリットのひとつに、CPU数やメモリー容量、ディスク容量、ルーターの処理能力といった各種リソースのスペックを、状況の変化に合わせて拡大/縮小できることが挙げられますが、この特長を活かすことで、リアルタイムにサーバーの利用状況を把握しながら、柔軟に最適なサーバーリソースを割り当てられるようになるのです。

例えば、開発段階ではコストを抑えるため最小限のリソースでシステムを構築し、本番運用のスタートと同時にリソースを拡大するといったことが可能です。また、運用開始後はCPUの負荷やアプリケーションのレスポンスタイムなどをきめ細かくモニタリングすることで、利用状況に合わせてきめ細かくリソースを拡大/縮小し、リソースを常に最適な状態に保つこともできます。これにより、システムを最適なリソースおよびコストで運用することが可能になります。

※ご利用中のクラウドサービスによっては、利用できない場合があります。

【用語解説】ルートディスクとデータディスク

ルートディスクはOSの起動設定ファイルなど、仮想サーバーの運用に欠かせない領域をすべて含んだディスクであり、テンプレート化すれば、復元していつでも運用することができます。一方、データディスクはデータのみを格納するディスクであり、1台の仮想サーバーに複数個のデータディスクを接続することができます。また、アタッチ/デタッチ機能を用いて異なる仮想サーバー間でデータディスクの付け替えを行うことも可能です。

GMOクラウド ALTUSでの利用方法

GMOクラウドALTUS(以下、ALTUS)では、仮想サーバーのCPU数、メモリー容量に加え、ディスクの容量、仮想ルーターのメモリー容量の変更が可能です。ただし、ルートディスクのサイズ変更、およびデータディスク容量の縮小は行えません。

【操作手順】「参照ページ」はALTUS Basicシリーズ、Isolateシリーズのサポートページになります。

(1)ALTUSのコンソールにログインします。
〈参照ページ〉コンソールガイド(Basicシリーズ)
〈参照ページ〉コンソールガイド(Isolateシリーズ)

(2)仮想サーバーのメモリー、CPUなどのリソースのサイズ(プラン)を変更します。
〈参照ページ〉仮想サーバーのサイズ変更(Basicシリーズ)
〈参照ページ〉仮想サーバーのサイズ変更(Isolateシリーズ)

ALTUSサービスについてもっと知りたいことがございましたらフォームへお問い合わせください。
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