大学生になり、毎日着る服を用意したり食事に行ったり、高校時代よりお金を使うことが増えたのではないでしょうか。またデートなどでは男性はスマートに支払いを済ませたいですよね。

そんなとき、クレジットカードやデビットカードはとても便利です。しかし気付かぬうちに使い込んでしまうことも。第2回では、クレジットカードとデビットカード、それぞれの違いや特徴をしっかり理解しましょう!

上手に活用したいクレジットカード(画像はイメージ)

クレジットカードのメリット

デートのときなど、お会計を現金でするよりもカードの方がスマートに見えますし、小銭を探したりお釣りをもらったりする煩わしさが解消されます。また大金を持ち歩くのは少し気が引けますが、クレジットカードなら一枚あれば支払いができるため不安も和らぎますね。

クレジットカードで決済すると、指定された日に指定口座から引き落としにて支払いされます。なので、お給料日前などお財布がピンチのときに支払いの必要がある場合などは便利です。また分割での支払いもできるため、高額な買い物のときにも重宝します。

最近はインターネットでの買い物も便利です。手数料がかかる代引きに対し、クレジットカード決済では手数料がかかりません。更にクレジットカードにはショッピング保険や海外旅行で利用できる保険が附帯するものもあります。

クレジットカードのメリット
(1)支払いをスマートにできる
(2)支払いを後日に遅らせることができる
(3)分割払いができる
(4)ネットでの買い物が楽
(5)様々な保険制度がある

このようにメリットが非常に多く、一枚持っておくと便利です。最近は年会費無料のカードもあるため、初めての方でも安心して作れます。

クレジットカードのデメリット

クレジットカードはその場で現金を扱わないため、金銭感覚を保つのが難しく、気が付くとたくさん使っていたとなりかねません。できるだけ専用アプリや家計簿アプリなど、利用状況を確認できるものを使いましょう。

クレジットカードには年会費がかかるものもあり、全く使わないと年会費を払うだけになってしまう場合があるので注意が必要です。しかし上でも述べたように、最近は年会費無料のものもあります。

分割払いをする場合、回数によって金利手数料がかかります。高額なものなどは分割に、それ以外は一括にすることで手数料を軽減しましょう。

クレジットカードで最も注意が必要なのがリボ払いです。リボ払いは、使った金額に関わらず毎月一定額支払っていく方法です。支払額が決まっているため一見便利そうに見えますが、同じ値段の商品で分割払いとリボ払いを比較すると、返済終了までの期間に大きく差が出ることがあります。期間が延びれば、その分金利手数料がかかるため、実際に支払う総額が大きく跳ね上がります。使いすぎて毎月払うお金のほとんどが金利手数料で元本が全く返済できない。しかし毎月一定額なので借金をしている危機感が薄いという負の連鎖に陥り、返済が長期になってしまいがちです。

クレジットカードのデメリット
(1) 使った金額を把握しにくい
(2)年会費がかかるものがある
(3)分割時に金利手数料がつく
(4)リボ払いは注意が必要

メリットとデメリットをしっかりと理解すれば、クレジットカードは大変便利です。未払い等がなければ信用も上がり、社会人になったときの住宅ローン審査が通りやすくなるというメリットもあります。学生の間に一枚作っておくことをお勧めします。

デビットカードのメリット・デメリット

デビットカードのメリットは、使ったその場で引き落としされる点です。口座の残高の範囲内での利用のため使いすぎて借金がかさむことはありません。クレジットカードよりも安心して作れますね。

デメリットとしては、クレジットカードのように分割ができない点や口座残高が不足すると利用できない点があります。多くの場合、アプリなどのWebサービスで残高確認ができるため、こまめに確認しておきましょう。

特徴を理解すれば強い味方に

いかがでしょうか。まずは自分にあったカードがどちらかを見極めることが重要です。社会人になるとほとんどの方がカードを持ちますが、学生のときから持っておくことにより、特徴をしっかり理解できます。大人への第一歩としてどちらか一枚作ってみてはいかがでしょうか。

※画像は本文とは関係ありません

執筆者プロフィール : 堀口薫


獨協大学経済学部在学。独立系FPを目指し、大学2年時に2級FP技能士、AFPを取得し、現在CFP取得のために勉強中。自身の身の周りの学生のマネーに関する知識不足を実感し、学生に向けたマネー関連記事にて情報を発信している。