「日本では普通でも外国人にとっておかしな事柄は?」

日本ではごく普通で当たり前のことでも、外国人から見ると不自然に思えることはたくさんあるのではないでしょうか。そこで、外国人から見ておかしな日本の事柄について、20人に聞いてみました。

・麺類を食べる時に音を立てること。母国では、何かを食べる時に音を立てるのはとても失礼なことだと思われています(ラオス/女性/20代後半)

ラーメンやそばをズズズと音を立てて食べることに抵抗のある外国人は多いですね。日本でも麺類以外は外国同様、音を立てないことが普通なので余計に変に思えるのでしょう。

・マスクを普段からよく使っていること。スペインではマスクをすると重病に思われるのであまり使いません(スペイン/男性/30代前半)

新型インフルエンザの流行以来、日本では予防のために屋外や職場、学校でマスクを着用する人が増えました。回答者自身も、「病気がうつらないよう工夫していていいことだと思う」とコメントしています。

・日本では布団や洗濯物を他人が見えるところに干すこと。最初は好きではなかったのですが、今では清潔感を感じます(ブラジル/女性/50代前半)

太陽が当たるところに干すと、結果的に他人の目に触れる場所になってしまうことが多いのですが、ブラジルでは他人に見えない場所に干すのでしょうか。フランスのパリなどでは景観を重視して洗濯物を外に干さないルールがあると聞きますね。

・カラオケボックスです。母国ではカラオケボックスがあまりなくて、バーの中のステージで、知らない人も含めて皆の前で歌うしかありません(アメリカ/男性/30代前半)

最近ではアジア各国でも少しずつ増えている個室型のカラオケボックスですが、欧米ではまだあまり普及していないようです。カラオケ好きの日本人でも、知らない人が多いバーのステージで歌うのは遠慮したい人も多そうです。

・本音と建前を使い分けること。それは外国人にとっては、わかりにくいことです(チェコ男性30代前半)

確かに日本では、本音をいきなりぶつけるのではなく、建前から話を始めることがあります。もちろんいつもそうとは限りませんが、外国人にとっては最初から本音で接してくれないと不親切だと感じるのかもしれませんね。

・裸でお風呂に入ること。とても恥ずかしいです(ネパール男性40代前半)

日本では古くから「裸のつきあい」という言葉があるように、銭湯や大浴場では裸で入浴します。日本人にとっては普通のことですが、慣れていないと最初はもの凄く恥ずかしいでしょうね。

「お風呂に裸で入る」や「洗濯物を外に干す」「音を立てて麺類を食べる」など、私たち日本人には当たり前のことでも、外国人からみればおかしなことはたくさんあるのですね。「行列によく並ぶ」「写真を撮る時ピースする」など、紹介しきれないほどいろいろな意見が集まりました。