「日本と母国の接客態度の違いは?」

店に入ると、当たり前のように「いらっしゃいませ」と声をかけ、接客してくれる日本の店員。外国人にとって、日本の店員はどう映っているのでしょうか。そこで、外国人19人に日本の接客態度について母国と比較してどう思うか聞いてみました。

・接客態度は日本の方が親切。おもてなしの心を強く感じます (中国/女性/30代後半)

外国人が日本で親切丁寧な接客を受けて、「おもてなしの心」を感じてくれるのは日本人として非常に嬉しいですね。

・日本は「お客さんは神様」という接客姿勢。スペインでは、悲しい顔をしていたり、ちょっと怒っていたりする店員もいます (スペイン/男性/30代前半)

・日本のサービスや接客態度は本当に素晴らしいです。フランスでは、笑顔の接客はだんだん少なくなっていて、挨拶をしてくれなかったり、溜息をついたりする店員も多いです (フランス/男性/20代後半)

外国で初めて入った店の店員が笑顔で話しやすいと、それだけでちょっとうれしくなったりするもの。日本にいる外国人の方々が日本人の接客によい印象を持っていて、私たちもなんだかホッとします。

・日本ほど接客態度が良い国はないと思います。日本ではどのお店でも店員は優しく平等に対応してくれますが、ウズベキスタンでは客の身なりから接客方法を変えることがあります。学生のような格好で店に入って何かを質問すると、「これ、あなたには高すぎるんじゃないの? 」というようなことを言われたりもします。(ウズベキスタン/20代後半/女性)

買ってくれそうにないお客に対してはいい加減な接客をしてしまうということでしょうか。日本ではあまりないことですね。

・日本のほうが親切な人が多く、よく訓練もされていると思う。しかし、時には機械的な対応に感じることもあります (ドイツ/男性/30代後半)

確かに、自動ドアが開いただけで「いらっしゃいませ」と言われると機械的に感じるかもしれません。接客にちょっとした気遣いやアドリブがあると随分印象が変わる気がします。

・日本では大きい声で「いらっしゃいませ」と叫ぶが、最初はちょっと怖かったです(イタリア/女性/20代前半)

元気のいい接客でも慣れていないと怖いと感じる人もいるのですね。そういえば居酒屋などで、「いらっしゃいませ、お客様!」と大声で叫ばれると日本人でも慣れないうちはビクッとしますもんね。

・日本と違って母国ではやる気のない接客態度の時があります。しかし、こちらから笑顔で話しかけると、相手もにっこり嬉しそうに接客してくれます (ブラジル/女性/50代前半)

店員が笑顔でなくとも、こちらから笑顔で接することでお互いが気持ちよくなれるのですね。いつも店員の接客態度が良く、受身になりがちな私たち日本人も見習わないといけないと感じました。

回答者全員が接客態度は母国より日本の方がいいとコメント。改めて日本の接客態度の素晴らしさを実感しました。日本の接客は世界一なのかもしれません。