英語を学ぶとき、「L」と「R」の発音に苦労した経験はありませんか? 日本人が外国語を学ぶときに難しいと感じる単語や発音があるように、外国人も日本語のココが難しいと思う言葉があるはず。そこで外国人20人に、「発音が難しい日本語」について聞いてみました。

・皇居、故郷、国境(アメリカ/男性/30代前半)

日本人でも3回連続で言ったら、かみそう……。

・「ん」と言う発音。その音はフランス語でありませんので「ン」よりも微妙に「ヌ」に聞こえると言われたことあります。例えば「カクニン」と言うより「カクニヌ」に聞こえる(フランス/男性/20代後半)

「ん」は鼻に抜けるような音ですし、どうやって発音するのか説明をするのも難しいですね。しかも日本語には「ん」がつく言葉が多いので、大変。でも、しりとりには負けなくていいかも?

・小さい「っ」のある言葉とない言葉の違い。例えば「そっち」と「そち」(イギリス/男性/40代前半)

促音って難しいですよね。単独では発音できないし……。外国人が日本語をしゃべるときに、一番難しいと感じるところなのかも。

・「ちゅう」「しゃ」という発音が難しい(スイス/女性/50代前半)

小さい「や・ゆ・よ」が言いにくいのかもしれませんね。注射、駐車、社中、車中はまさに言いにくい言葉でしょうね。

・民主主義、春夏秋冬。主の発音は“しゅう”になってしまうから発音しづらいです。(ネパール/男性/40代前半)

日本人でも「しゅしゅ」と続くところや、「しゅんしゅう」のあたりが言いにくいと感じる人がいるのではないでしょうか。似たような発音の連続は誰でも言いにくいのかも。

・「つ」の入る言葉。韓国語には「つ」の発音がないから(韓国/女性/30代後半)

韓国人は「つ」の発音が難しいため、「つ」が「ちゅ」になりやすいようです。「ちゅ」だと、ちょっとかわいらしく聞こえますね。

・橋、箸など。はしという発音がいろいろあって発音によって意味が違うから(ラオス/女性/20代後半)

日本には同音異義語が意外と多いかも。花と鼻、紙と髪、公園と講演、機会と機械など。会話の流れで推測しなきゃいけないのが、難しい。

・「いた、いった」「来た、聞いた、切った」「おじさん、おじいさん」「教授、居住」「寮、利用、量」などの似ている言葉(イラン/女性/20代後半)

発音が似ていても、全く意味が違ってきてしまうので、使い方を間違わないようにしないといけませんね。おじさんにおじいさんと言っては失礼になっちゃいますよ~。

日本人でも、ときどきかんでしまうような言葉や意味が通じづらい言葉があるので、外国人ならなおさら難しいと感じるはず。逆に、「きゃりーぱみゅぱみゅ」を、外国人はスラスラ言えたりして(笑)。