Evernoteの検索には、通常の検索に加えて、ちょっと特殊な「検索演算子」というものが存在します。

この「検索演算子」を覚えておくと、例えば、特定の日付以降に作成したノートだけを探し出したり、ウェブクリップだけを探し出したり、写真だけを探し出したり、ということも可能です。

もちろん、これらを組み合わせることも可能です。具体的には、「Evernoteというタグが付いた」「2011年7月1日以降の」「ウェブクリップ」を探す、といった複数の条件を持つノートも、検索演算子がわかっていれば比較的簡単に見つけ出すことが可能になります。

便利な「検索演算子」サンプル

「検索演算子」には非常に数多くの種類が存在します。今回はその中で、私がよく使っているものを3つご紹介します。

-tag:*→タグが付いていないノートのみを表示

created:day-30→直近30日のノートだけを表示

resource:application/pdf→pdfファイルが添付されているものだけを表示

「保存された検索」を作る

検索演算子を覚えておくと、Evernoteから目的のノートを探し出すことはかなり便利になりますが、種類が多いため、覚えておくだけでも大変です。さらに、上記の「1年前のノートを検索」したい場合は、文字数も多く、覚えていたとしても入力が面倒です。

そこで「保存された検索」を利用します。

1度行った検索はメニューから「保存された検索を作成」しておくことで、いつでも簡単に呼び出すことが可能になります。

1度でも検索を行った条件は、後々使いたくなる可能性が高いもの。よって、Evernoteで検索を行う際は、条件を保存するようにしておくと便利です。

検索条件をEvernoteにメモしておく

また、保存された検索を使わないなら、よく使いそうな検索条件をEvernoteに保存しておき、コピー&ペーストで取り出すという方法もあります。

例えば、「直近30日のノート」という「保存された検索」を作った場合、毎回探し出せるのは直近30日分だけですが、コピペでこれを利用すれば、入力する数字を変えるだけで(「created:day-30」を「created:day-」7に変更するなど)好きな範囲でのノートの取り出しが可能になります。

なお、詳しい検索条件については、Evernote公式ページからユーザーガイドがダウンロード可能ですので、1度そちらに目を通してみることをオススメします。

Evernote公式のユーザーガイドには、「保存された検索」の作成方法も図解されている

五藤隆介(ごとう りゅうすけ)
1980年愛知県生まれ。愛知県在住。
ブログ「goryugo, addicted to Evernote」主宰。「ライフログ」をキーワードにEvernoteにすべてを記録することの試行錯誤とその成果などをブログで公開中。

ブログメディア「シゴタノ! 仕事を楽しくする研究日誌」にも寄稿中。
著書『たった一度の人生を記録しなさい -自分を整理・再発見するライフログ入門-』が好評発売中。

筆者ブログ「goryugo.com」、ツイッターのアカウントは

@goryugo