この連載で何度か「写真を撮ってEvernoteに保存しておく」という方法をオススメしてきました。iPhoneをお持ちの方であれば、FastEver Snapという、iPhoneからEvernoteに写真を保存するのに手軽で便利なアプリが存在します。

このアプリを使えば、簡単に「場所」の情報までEvernoteに残しておくことが可能になります。

FastEver Snapの操作画面

1度行ったきりのうろ覚えお店を再訪することも可能に

  • お気に入りのお店

  • 旅行の際に見た景色

  • 営業で訪れた会社

これらの場所を覚えておきたい時、EvernoteとFastEver Snapを組み合わせればその場で写真を撮るだけで、簡単にEvernoteに「覚えさせること」が可能になります。

Evernoteは日時も同時に記録しておいてくれるので、「その場所をいつ訪れたのか」ということも思い出すことができます。

「先月くらいに食事をしたあの美味しいお店はどこだったっけ?」といった場合も、日時をもとにノートを探し、そこから「場所」を使ってその場所をもう1度訪れることもできます。

Evernoteの「容量制限」に注意

Androidをお使いの場合は、Evernoteの「ウィジェット」をホーム画面に置いておくことで、FastEver Snapと同じようにすかさずカメラを起動して、写真をそのままEvernoteに保存しておくことが可能です。

この方法でも「場所」を覚えておくことは可能ですが、1つだけ注意しなければならないことがあります。

Evernoteに月々アップロード出来るデータの容量には上限があるということです。

文字だけのメモであれば事実上「無限」にEvernoteにメモを残しておくことが可能ですが、写真はそうもいきません。

iPhoneでもAndroidでも、Evernoteの公式アプリで写真を撮ると、写真1枚だけでも大きな容量になります(最近のスマートフォンは写真1枚で2MB程度の容量を消費します)。

1日に2~3枚写真を撮っていると、無料ユーザーだと月の半分も過ぎた頃には容量がいっぱいになり、それ以上データを追加できなくなってしまいます。

FastEver Snapは、素早くEvernoteに写真を残してくれるだけでなく、この「アップロード容量の問題」も解決してくれます。

なぜなら、FastEver Snapの「設定」で保存する写真のサイズを小さくしておくことで、無料ユーザーでもより多くの写真を保存することができるのです。

五藤隆介(ごとう りゅうすけ)
1980年愛知県生まれ。愛知県在住。
ブログ「goryugo, addicted to Evernote」主宰。「ライフログ」をキーワードにEvernoteにすべてを記録することの試行錯誤とその成果などをブログで公開中。

ブログメディア「シゴタノ! 仕事を楽しくする研究日誌」にも寄稿中。
著書『たった一度の人生を記録しなさい -自分を整理・再発見するライフログ入門-』が2011年9月30日に発売予定。

筆者ブログ「goryugo.com」、ツイッターのアカウントは

@goryugo