モノと丁寧に付き合い、"ミニマリスト"を目指すパンダ「おはぎ」さんがシンプルな暮らしをコミックとエッセイで紹介します(毎週木曜日更新予定)。

失敗し続けた収納

部屋が物であふれて汚部屋に困っていた頃も、何も全く片付けをしなかったわけではありません。むしろ定期的に何度か挑んではいましたが、結局は全敗…。勝利した記憶はありません。仮に片付いたとしても、部屋の一部だけだったり、かなりの短期間で元に戻ってしまったりの繰り返しで、維持できたことがありません。なぜそこまで片付けがうまくできてなかったのかなと冷静に考えてみました。

物が多いくせに…

とても物が多いくせに、物のカテゴリー分けはきっちりやりたくなるので、片付けるよりもまずその分類にとても時間がかかっていました。1番顕著にその傾向が出ていたのは本棚です。お気に入りの順番で置きたいし、本のサイズは合わせたい…コミックなどのシリーズものになると絶対一緒に塊で置きたい! こだわりの並び方を考えてるうちに、ふだんあまり手に取らないものを開いて読みふけって横道にそれたりなんかも…。

分類しきれないもの

きっちりカテゴリー分けをしていると、中にはそれまで分けていたカテゴリーに当てはまらない微妙なものも出てきます。ここで妥協してどこかに入れていればよかったのですが、分類しきれなかったものは新たなカテゴリーをどんどんと作っていました。そうしてどんどんカテゴリーを作っていくとスペースを無駄に使い、収納しきれなくなったりということも何度も味わいました。

この方法は、毎回毎回カテゴリーの仕分けをするのでものすごく時間がかかります。1日で終わらないこともよくありました。また明日続きやろうとしても、明日になったらやる気はうせていて、結局手を付けないまま片付かずに終わる…そういう成功した試しもないので片付けのことはどんどん嫌いになっていました。

現在の収納方法

正直、私は収納が今も上手ではありません。おおざっぱなので置き方も適当にやっています。見えない所に隠せる程度のものしか持ってないのでどうにかなっているだけです。あれだけ精を出してやっていた物のカテゴリーわけも今はほどほどにしかしていません。それは片付けが物をカテゴリー分けをするということが本質ではないからだと気づいたからです。

大事なのは視覚的にスッキリしているかどうかだと思います。多少カテゴリーはバラバラでも棚の中に使いやすい程度に収まっていればいいし、物のカテゴリーよりも使用頻度で置き場の優先順位をつけた方がとても効率が良いです。よく使う物がすぐに手に取れるってうれしいですよね。

自分の気持ちや思い入れで収納場所を決めるのではなく、使いやすい・スッキリさせたいといった目的のことを優先させれば使い勝手がよく、キープもしやすい収納が見えてくると思います。


おはぎ
物と丁寧につきあい、ミニマリストを目指すアラサーのパンダ。
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