モノと丁寧に付き合い、"ミニマリスト"を目指すパンダ「おはぎ」さんがシンプルな暮らしをコミックとエッセイで紹介します(毎週木曜日更新予定)。

話題の持たない暮らし「ミニマリスト」

先日、テレビでミニマリストのことが取り上げられて、その界隈の末端でちょこちょこやってる自分も広い層の認知が高まって、とてもうれしく思いました。今はまだまだ知らない人も多い、少し異質と思われがちな暮らし方ですが、将来的にはたくさんの人に知ってもらって「多数あるライフスタイルのひとつ」として認識されるようになれば良いなと思っています。

「私、ミニマリストなんだ~」
「へ~そーなんだ~」

という軽いノリの会話が理想ではないかなと思っています。

テレビ放送は早朝の短時間だったのですが、それだけでもかなりのインパクトだったようです。SNSでの反響を見ているとやはり、ミニマリストはとても近寄り難いイメージがまだまだ強いようですね。私自身はやっと入り口に立ったばかりで、その入り口に入る前は気軽に近づいてはいけないかな~と、遠巻きにみていましたが、外から見たイメージと、中に入ってからのイメージのギャップに驚きました。

みんなが正解のミニマリズム

無駄をなくし最低限の持ち物で暮らしているミニマリストは、どうしてもきちょうめんで近寄り難そうなイメージを持たれるかもしれませんが、私が存じ上げてる範囲では、気さくな優しい方が多いです。人気ブロガーさんや、長くミニマリストとして生活をしている方ほど、その傾向が強いようにも感じます。

ミニマリストの基準は人それぞれで、より少ない物で暮らしているというだけでなく「自分の必要最低限を知っている」というのが大事なポイントです。物を持ちすぎて生活しづらいのはもちろんですが、物を持たなすぎて生活しづらくなっているのもミニマリストとは言えないと思います。一人一人の必要最低限の物の量はライフスタイルや家族構成で様々です。そういった個々の基準があり、お互いの基準の違いを受け入れる雰囲気があるので、自然と心の広い方が多いのではないかと感じています。

心の広さはマキシマム

ミニマリストは優しい方が本当に多いです。私はあまりwebに詳しくなく、ブログも設定やデザインが頻繁に失敗しているのですが、そのたびに報告だけでなく「多分これが原因だよ」「こうやったら直ると思うよ」と丁寧に教えてもらったことが1度や2度ではありません(失敗しすぎ!)。その他にも助けていただいたり、助言を頂くことも多々あります。

人数がまだまだ少ないので仲間意識からそうなのかもしれませんが、最低限の生活で生まれた余裕で自分の好きなこと、大事にしているものに全力投球できるミニマリストの生活の満足度はとても高く、心にも余裕があるので、他人に優しくできる心をお持ちなのかなと感じています。私が一番見習っていきたいなと思っているポイントでもあります。

驚きの行動力!

物理的にも精神的にも身軽なミニマリストの行動力はすごいです。漫画に描いた北海道のオフ会は例え話ではなく、驚くことに実話です! 主催の方がとても素敵な方というのもあるのですが、その方と会いたい! ミニマリストと交流したい! という気持ちで距離をものともしない参加者が多いようです。全国各地のオフ会に顔を出しているなんて方も…!

自分の大事なものに集中できる生活は、自分が本当にやりたいことが明確で、即行動に移せる状態でもあるんですね。実は私もその北海道のオフ会に関西からの参加組です(他にも関西から参加者される方もいらっしゃいます)以前の自分だったら絶対考えられなかったので、参加希望を出したときは、自分自身で驚いてしまいました。自分がやりたいと思ったら即行動に移し、前向きに取り組んでいる向上心の高い方が多いのもミニマリストの特徴かもしれません。

気軽に一歩目を!

どうでしょうか? 少しミニマリストのイメージが変わりましたか? まだまだ新参者の私から見た少し偏った意見かもしれませんが、私の周りはこういう方が多いです。ミニマリストが物を減らすのは、減らすことが本質ではありません。私は生活の質の向上と自身の成長のためではないかと考えます。ふだんの生活の中に埋もれて忘れてしまいがちな本当に自分にとって必要なもの、大事なものを明らかにすると、本当に自分がやりたいことが見えてきて、きっと日々に素敵な変化が出てくるはずです。

日常を快適にしたい方、成長していきたい方、何かちょっとはやってるっぽいな~と思った方…動機は何でもいいと思います。少しでも興味を持ったなら、ミニマリストの世界に気軽に一歩を踏み出してみてください。


おはぎ
物と丁寧につきあい、ミニマリストを目指すアラサーのパンダ。
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