私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。その中には、貯蓄が1000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。

そして、1000万円貯蓄を達成した人たちに共通して言えることがあるとしたら、彼らは絶対的に"おうちごはん"派です。なぜなら、外食は手間と時間がかからずに便利な分、割高だということを知っているからです。外食三昧ではお金は貯まりません。"おうちごはん"は、1000万円貯蓄達成への黄金道なのです。

"おうちごはん"を楽&ラクにする調味料、たれ、ソース

お金を本気(マジ)で貯めようと思うなら、おうちごはんの実践が欠かせません。とはいうものの、「おうちごはんは面倒~!」「料理が得じゃない~!」という人に、ぜひオススメしたいのが、今どきの使える調味料、たれ、ソースです。

「キユーピー3分クッキング マヨ炒め用」なら、味つけはこれ1本、2ステップの簡単調理

まずは、「キユーピー3分クッキング マヨ炒め用」シリーズ。炒め油や基礎調味料を使わずにこの一本だけでコクとうま味のある炒め物が作れるという優(すぐ)れものです。

調理方法は超シンプルで、(1)フライパンに本品をしぼり出して加熱する、(2)野菜など好みの食材を一緒に炒める、の2ステップ(野菜炒め2人前を作る場合、素材200~250gに対して、本品大さじ2(30g)が目安)。

「キユーピー3分クッキング マヨ炒め用」シリーズ。炒め油や基礎調味料を使わずにこの1本だけでコクとうま味のある炒め物が作れるという優(すぐ)れもの

マヨネーズはもともと植物油と卵を主原料としているので、サラダ油などを使わなくても炒め物ができます。この商品はさらに調味がされており、他の調味料を加えなくても味が決まります。加熱することで、料理にマヨネーズのコクが加わり、食欲もわいてきます。簡単&おいしい料理が完成して、まさにおうちごはんにもってこいの調味料です。

「チキン&オニオン味」を使った「じゃがいもとベーコンのかんたんマヨ炒め」

「キユーピー3分クッキング マヨ炒め用」シリーズ」の3商品

火を使わずに炒め物が作れる丸美屋の「カット野菜で簡単おかず」

「フライパンや鍋を洗うのが面倒くさ~い」という人にオススメなのが、丸美屋の「カット野菜で簡単おかず」シリーズ。

まずは玉ねぎ、にんじん、キャベツ、アスパラ、ニラ……など、好みの野菜をカットして、電子レンジで加熱します。そして、火の通った野菜を本品と混ぜれば出来上がり。たったこれだけです。

電子レンジ調理なのに炒め物風のメニューが作れるというのが、本品の特徴。しっかり味がなじんでいるので、ごはんがすすむおかずです。フライパンや鍋を洗う手間も要りません。

"おうちごはん"で食費を抑える決め手は、食材をムダにしないことにあります。これなら冷蔵庫の野菜室にある半端野菜で作れるので、残り野菜の使い切りにも役立つというわけです。

「ちゃんぽん風」

「豚キムチ風」

「八宝菜風」

鍋はもちろん、ごはんにも、麺にも、おかずにも使えるエバラの「プチッと鍋」

エバラの「プチッと鍋」は同社のヒット商品。鍋といえば、「みんなで囲むもの」というイメージがありますが、1個で1人分の鍋の素という新発想がウケています。家族の食事時間がバラバラになりがちだったり、おひとり様のひとりごはんが増えている今どきの食事事情にジャストな商品というわけです。

エバラの「プチッと鍋」は同社のヒット商品。鍋といえば、「みんなで囲むもの」というイメージがありますが、1個で1人分の鍋の素という新発想がウケています

もともとは鍋の素として開発された商品ですが、「鍋だけじゃなくて、調味料としても使えるよね」というまたまた自由な発想で、使い道がどんどん広がっています。

「プチッと鍋」シリーズは全7種類ありますが、今回オススメするのがこの3品。もともと味が完成しているので、料理が得意ではない人でも、調味料の種類をあれこれ揃えていない人でも、これさえあれば、味つけに失敗なし。"おうちごはん"を楽&ラクにしてくれるキラーアイテム、間違いなしです。

「プチッと鍋」シリーズの「キムチ鍋」で「豚キムチレタス炒飯」

「すき焼」で「肉じゃが」

「塩鍋」で「塩焼きそば」

<著者プロフィール>

村越克子

フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。