アメリカンショートヘアの子猫

毛色は実に様々

■アメリカンショートヘアの歴史
“アメショー”の略称で知られるアメリカン・ショートヘアは、今やもっともポピュラーな猫種のひとつです。17世紀初頭に、メイフラワー号でイギリスからアメリカにもたらされたブリティッシュショートヘアがその先祖とされます。アメリカ上陸ののちに、改良を加えながら北米土着の短毛種として定着。1900年代の初めにドメスティックショートヘアへと名称が変更され、1966年に現在の名称となっています。

アメリカ上陸当時はペットとしてではなく、ネズミや蛇などを狩るハンターとして開拓民の間で重用されました。その後、その社交的な性格や明るく優しい性格で愛玩用の猫として人気を得、今ではアメリカでもっとも一般的な猫種となっています。

日本にも古くから輸入されています。当初はシルバータビーがメインで、日本におけるアメリカンショートヘアーのイメージを代表していましたが、近年ではさまざまな毛色があり、その人気を不動のものとしています。

■アメリカンショートヘアの特徴と性格
がっしりとした体格と、やや硬めで厚めの被毛が特徴です。もともと「ワーキングキャット」であったため、忠実な性格で抜群の運動神経を持っています。大きめの丸い顔と、それを支える力強い首と胸板、しっかりとした四肢や長い尾も魅力的です。

性格は温厚かつ友好的。陽気で賢く、人間とのふれあいをとても好みます。子どもや他の猫、あるいは犬とさえすぐに仲良くなれる、ペットとしては理想的な性質の持ち主です。

■飼うなら…
厳しい環境の中で培われた、屈強な体格と穏やかな性格を持ったとても飼いやすい猫種。被毛のケアは、1日1回程度のブラッシングで十分です。

ただし、やや太りやすい体質であるため、食事や運動など、適切な健康管理が必要のようです。

■画像提供元
ペットショップ「COO&RIKU」