【コラム】

ちょこっと便利がすごくスキ

90 番外編 - ちょこっと便利は永遠に

    檀原由香子  [2003/12/22]

    こんにちは。今回でさようならのダンバラです。

    突然ですが、今回はなななんと、最・終・回!《ウォ~♪》 (ASAYAN調に読んで下さい)。

    「ちょこっと便利」では毎回フリーソフトを中心に、パソコンライフを彩るちょっとした便利なツールを紹介してきました。しかし今回は最終回ということで、パソコンに全然関係ないのですが、ダンバラが最近購入したお気に入りの便利グッズをご紹介いたします。編集担当W氏も忘年会の席で紹興酒飲みながら「何でも書いていいっスよ」と言ってくれたことだし。「カスピ海ヨーグルトメーカーセット」でございます。購入価格はスーパーピーコックにて確か600円くらいでした。

    振り返れば、ダンバラとカスピ海ヨーグルトとの出会いは約1年半前。以前、当コラム(【第30回】カスピ海ヨーグルトは"あぼ~ん"しちゃだめ「A Bone」 )でもふれましたね。2ちゃんねるのカスピ配布スレで勇気をふりしぼり「豊島区に住んでいる者ですが……」と書き込んで、ご近所の方にタネわけをしていただきました。カスピ海ヨーグルトは牛乳さえあればいくらでもヨーグルトを量産できるというシロモノなので、以降1年以上、ヨーグルトの生産を繰り返して大事に保存してきたのです。バイト先の友人にも分けてあげたりしましたが、まさか入手先が2ちゃんねるとは気づいていまい。

    ところが、悲劇は今年の秋に起こりました。旅行から帰ってきて、冷凍庫をのぞいてみると……。なんと、カスピ海ヨーグルトは黄色くなっていたのです。思い返せば出発前日。あまりの忙しさに密封冷凍保存をするヒマがなく、とりゃっ! とコップに入ったまま冷凍庫に放り込んでいたのでした。そりゃあ黄色くもなるわな。

    黄色い固形フローズンヨーグルトは冷凍庫の見えない奥の方にしまわれたまま、今も手をつけていません。それ以来カスピ海ヨーグルトがトラウマになり、タネわけしてあげた友人に「最近カスピ調子どう?」と聞かれるたびにドギマギ。「あっ、ウン近頃寒くてかたまりにくいよねえ」なんて適当に流して即「シュワちゃん州知事ってどうよ?」と話題をそらすように努めていました。

    そんなトラウマを救ってくれたのは何と、某有名漬け物メーカー! その某漬け物メーカーはどういうわけだかカスピ海ヨーグルトのタネの製造・販売をおこなっており、郵便口座に1,000円振り込むだけで我が家に配送してくれるのです。

    意外な形での再会を果たしたカスピ海ヨーグルト。タネは意外にもフリーズドライの粉末で小袋に入っており、一見するとおクスリみたいな感じ。しかもフリーズドライのクセに生意気にも要冷蔵。作り方の説明書も入っていました。フッ、カスピ歴1年以上の私に取説など不要よ! などと思い上がっていましたが、一応目を通してみると案外ためになることが書いてある。カスピ海ヨーグルトの作り方をざっと説明すると、1.タネ(ヨーグルト)をさじ1杯くらい容器に入れる。2.牛乳を容器にそそぐ。3.薄いペーパーでフタをして室温で数時間待つ。といった具合なんですが、取説によると「牛乳は○ml」とか「ティッシュをフタに使うのはやめましょう」などと書かれているではありませんか。アジャパー! ずっと牛乳は適当に入れてたし、フタもティッシュと輪ゴムで通してたよ! 1年以上も我流でカスピ海ヨーグルトを育んでいたとは! ショックは津波サイズです。

    カスピ海ヨーグルトのタネは入手しました。あとは育てる環境です。そこで小耳にはさんだんのはやっと登場、「カスピ海ヨーグルトメーカーセット」の存在です。スケーターという奈良県所在のメーカーが出しています。ひょっとするとカスピ関連では有名なのかもしれません。

    正しいカスピ海ヨーグルトを作るために! とさっそく入手して構成内容を確認。フタ付き容器(大)、フタ付き容器(小)、専用フィルター10枚、フィルターを留める枠。容器(大)はヨーグルト製造容器。半透明のポリプロピレンでできたビーカーの形をしており、メモリ(DDRじゃないよ)がついています。メモリの脇には「牛乳」「種菌」とガイドまでつけられている親切さ。フムフム、これにタネと牛乳を正しい容量で入れ、フィルターと枠で固定するわけだな。素晴らしいのはタネ用保存容器(小)が付属している点! カスピ海ヨーグルトのタネは密封した状態で保存しておきたいので、小分けの容器は気が利いているなあと感心。

    全体的なデザインはフタとメモリの青を基調にしたシンプルベーシックな感じ。青っていうのはやっぱりカスピ海をイメージしているんでしょうね。容器(大)の方にはなぜか側面に"Caspian Sea"と書いてあります。そこまで無理にカスピ海にこじつけなくても……と、メーカー側の必死さが痛いほど伝わってきます。「からだの中からキレイに」「ヨーグルト気分」というキャッチコピーも手を抜いてない作りだと感じさせますね。

    クスリ風フリーズドライタネ&ヨーグルトメーカーの最強コンビでできたのはここ近年(ってそんな長くやってないけど)まれに見る傑作ヨーグルト! 表面はツルツル。まったりトロリと重厚感があり、スプーンを入れたときの吸い付きのよさといったら市販プレーンヨーグルトと比較になりません。再びカスピ海ヨーグルトにはまる生活が続きそうです。

    最近この手の調理系面白グッズにハマっていて、東急ハンズをうろついたりしています。電子レンジでゆで玉子が作れるキットも買ってしまいました。次に狙うはキャベツの千切りが大根おろしみたいに作れるスライサー。これからも「ちょこっと便利」なものを愛し続けます。

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