バラクーダネットワークスは本日、CudaDriveの提供開始を発表しました。CudaDriveは、セキュアな次世代クラウドファイルサービスであり、あらゆる場所からファイルの共有やアクセスを可能にします。

CudaDriveはBarracuda Cloudを基盤とし、ビジネスニーズへの対応を主眼に次のような機能を備えます。

ユーザデータの保護:CudaDriveでは、エンドポイント(コンピュータやモバイルデバイスなど)上のファイルとフォルダを保護する設定を行います。これによりシステム管理者は、ローカルドライブを網羅したディザスタリカバリ戦略を策定できます。

セキュリティ強化:CudaDriveは256ビットAES暗号化方式に基づいて、転送データをすべて暗号化し、Barracuda Cloudに保存します。ユーザがCudaDriveサービスからログアウトすると、エンドポイントにローカル保存されているデータは使用不能になります。

CudaDrive Site Server:このアプライアンスをオンプレミスに配置することにより、CudaDriveのエクスペリエンスが格段に向上します。このアプライアンスはオプションで提供され、ローカルファイルサーバと併用またはリプレースできます。CudaDrive Site Serverは、次のような機能と利点を備えています。

デスクトップ仮想ドライブ:デスクトップ仮想ドライブでファイルにアクセスすると、データがローカルドライブにキャッシュされます。これにより、ローカルディスクのストレージ容量を最小限に抑え、ファイルへのローカルアクセスでの同期が不要になります。デスクトップ仮想ドライブでは、ユーザのローカルハードドライブ上に保存されていないファイルやフォルダを含め、Barracuda Cloudに保存されているファイルが同一のビューで表示されます。また、ファイルをローカルに同期する必要がないため、貴重なストレージ容量を節約できます。これは、従来のSync-Onlyサービスと異なる大きなメリットです。

ローカルキャッシングとインターネット帯域幅の節約:CudaDrive Site Serverのローカルキャッシングにより、ネットワークとクラウド間のトラフィックが軽減されます。ローカルキャッシュによってインターネットの消費量が低減し、アクセス速度が改善されることに加えて、インターネットが停止してもオンプレミスでファイルを利用できるようになります。

簡潔な価格体系:シンプルでわかりやすい方法で課金されます。CudaDriveの利用料金は、ユーザ単位ではなく、ストレージ容量ごとに課金されます。この料金体系は、大量のストレージ容量は不要だが多数のユーザがファイルにアクセスする環境に理想的です。

CudaDriveの詳細については、プレスリリースWebサイトをご覧ください。

では、CudaDriveのメリットを具体例でご紹介しましょう。

代替ファイルサーバをお探しですか?
Office 365とCudaDrive Site Serverを組み合わせることにより、ストレージ容量やドメインコントローラの処理負荷を軽減し、サーバコストを大幅に節約できます。

エンドポイントのセキュリティ保護に不安はありませんか?
CudaDriveには、ワークステーションやモバイルデバイスを保護するエンドポイント保護機能が組み込まれています。この機能はデバイスごとに設定できるので、ユーザごとに最適なローカルストレージポリシーを設定することが可能です。CudaDriveがあれば、すべてをまとめて保護できます。

クラウドファイルサービス用の経済的なソリューションをお探しですか?
CudaDriveでは他にはない課金方法が採用されています。小さな予算で、エンタープライズクラスのクラウドファイルサービスを利用いただけます。

LDAP証明書に基づいて、リモートユーザに社内ドキュメントを提供する必要がありますか?
CudaDriveとディレクトリサービスを統合することで、データセキュリティとユーザアクセスを両立します。

セキュリティレベルの低いサードパーティアプリケーションを使って社内の機密データを共有することに不安を感じていませんか?
CudaDriveは、デスクトップとモバイルデバイス向けにセキュアなクライアントアプリケーションを提供します。また、CudaDriveはWeb経由でも利用できます。256ビットのAES暗号方式をベースに、転送データおよびクラウド上のデータを暗号化します。

ネットワークの効率化とインターネット使用量の低減が必要ですか?
CudaDrive Site Serverには、アクセス頻度の高いファイルをローカルにキャッシュするオンプレミスオプションがあります。つまり、クラウドファイルサービスとローカルファイルストレージ両方にメリットがあります。

このように、CudaDriveをクラウドファイルサービスとして利用することには、さまざまなメリットがあります。CudaDriveを使用してみたい方は、こちらから無料登録できますので、是非ご利用ください。

CudaDriveは、バラクーダネットワークスが提供するファイル同期および共有サービスであるCopyの後継サービスです。現在Copy for Companiesを利用いただいている皆さまは、CudaDriveに移行いただきます。

※本内容はBarracuda Product Blog 2015年8月11日Introducing CudaDriveを翻訳したものです。

クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』9月7日付の記事の転載です。