3月13日はデジタル学習の日でした。この日、世界中の教育者がネットいじめ、BYOD、デジタル学習について意見を交わしました。そこで今日は、CIPA(児童インターネット保護法)を取り上げ、Barracuda Web FilterがCIPA準拠のネットワーク構築に役立つ理由を説明しましょう。

CIPA(Children’s Internet Protection Act:児童インターネット保護法)は、2000年12月に施行された米国連邦法です。CIPAは、学校や図書館のコンピュータを使って子どもがインターネットにアクセスする際、有害なコンテンツへの対策を講じることを目的とします。テクノロジ推進イニシアティブの資金提供を行う「Eレート」(教育レート)プログラムが適用される学校や図書館は、CIPAの対象となります。つまり、Eレートの資金提供を受ける組織は、CIPAへの準拠が義務付けられます

バラクーダネットワークスは、組織をインターネットの脅威から保護する幅広いセキュリティソリューションを提供しています。Barracuda Web Filter(BWF)は優れた実績を誇るソリューションであり、包括的なWebコンテンツセキュリティを実現する専用アプライアンスです。BWFには、CIPAで求められる要件を満たす機能が搭載されています。

コンテンツフィルタリング

CIPAの要件:有害コンテンツへのアクセスをブロックする必要があります。有害コンテンツには、(a)わいせつ画像、(b)児童ポルノ、(c)未成年に有害なコンテンツが含まれます。このコンテンツ保護対策は、未成年がアクセスするすべてのコンピュータで講じる必要があります。

Barracuda Web Filter:Barracuda Web Filterでは、数百万にのぼるURLを95のカテゴリに分類したリストが事前設定されています。これにより、コンテンツフィルタリングをシンプルかつ効率的に実行できます。このURLリストはBarracuda Centralのエンジニアが継続的に更新し、エネルギー充填サービス(Barracuda Web Filterで契約可能な有料サービス)の契約者を対象に1時間に1回配信されます。

コンテンツフィルタリングとスパイウェア対策:

CIPAの要件:CIPAの対象となる学校や図書館には、未成年による有害コンテンツへのアクセスに対応したポリシーの採用/実装が義務付けられます。これには、メールやチャットルームなど電子的なコミュニケーションの使用において、未成年の安全確保も含まれます。さらに、CIPAの対象となる学校は、未成年によるオンラインアクティビティを監視するポリシーの採用/実施も義務付けられます。

Barracuda Web Filter:明示的なブロックと許可リストにより、サイトを個別にブロックまたは許可できます。また、ダウンロードの対象を、許可されたファイルタイプのみに限定できます。さらに、Googleの画像や動画といったサイトにセーフサーチタグを付けることができます。よく使用される検索エンジンのメディアキャッシュを使って保護ポリシーを迂回する操作を禁止できます。また、コンテンツのブロックだけでなく、不正なキーストロークロギングや個人情報の窃取などに対するマルウェア対策も万全です。違法なマルウェアは、未成年、教育機関、企業にとって非常に危険です。Barracuda Web Filterはこのような悪意のあるコンテンツのブロックとレポートを、非常に効率的に実行します。窃取された情報の転送を阻止するだけでなく、付属のBarracuda Spyware Removal Toolで感染したマシンのクリーンアップを実行できます。

アプリケーションブロックとクライアントロックダウン

CIPAの要件:未成年による不正/違法なオンラインアクティビティを防止する必要があります。未成年であっても、個人情報の開示、不正使用、拡散を阻止しなければなりません。また、未成年による有害コンテンツへのアクセスも制限する必要があります。

Barracuda Web Filter:Barracuda Web Filterでは、ブロックまたは許可するインターネットアプリケーションを簡単に選択できます。たとえば、チェックボックスを選択するだけでインスタントメッセージ(IM)トラフィックをブロックし、未成年を標的にした犯罪チャネルを排除できます。クライアントロックダウンは、ハッキングやハイジャックなどの感染システムからのインターネットアクセスを無効にする機能です。

Barracuda Web FilterによるCIPAへの対応や、K12(幼稚園から高校まで)向けソリューションについては詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

Barracuda Web FilterのWebサイト

バラクーダネットワークスのK12への取り組み

Barracuda Web Filterは30日間無料でご利用いただけます。こちらからお申し込みください。

※本内容はBarracuda Product Blog 2015年3月16日CIPA compliance with the Barracuda Web Filterを翻訳したものです。

クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』3月30日付の記事の転載です。