昨年、ブログ記事でサイバーマンデーのショッピングを安全に楽しむ方法をご紹介しました。サイバーマンデー(Cyber Monday)とは、感謝祭の次の月曜日であり、この日はオンラインショッピングが大いに盛り上がります。安全にショッピングを楽しむためのヒントを、昨年のブログ記事から抜粋しましょう。

コンピュータのセキュリティ強化:ソフトウェアを最新版にアップデートすることにより、セキュリティホールをふさぐことができます。ファイアウォールとウイルス対策ソフトをインストールまたは有効にしましょう。

ベストプラクティスを順守:ポップアップは無視またはブロックし、強度の高い一意のパスワードを使用します。信頼できるサイトのみにアクセスしてください。そして、何か大好きなものがある方は、うますぎる話には裏があることをお忘れなく。

メール広告に掲載されているリンクはクリックしない:とにかくリンクはクリックしないでください。アクセスが必要な場合は、ブラウザから広告主のURLを入力するようにします。

セキュアな接続を使用する:ショッピングでは、httpではなくhttpsを使用するようにしましょう。無線接続でショッピングする場合は、パブリックネットワークではなくプライベートネットワークを使用してください。

デビットカードではなくクレジットカードを使用する:筆者はクレジットカードが大嫌いなのですが、この点は指摘しておく必要があります。クレジットカードとデビットカードを比較すると、クレジットカード取引の方がセキュリティ保護措置は強力です。ですからショッピングでカードを使用するときは、クレジットカードを使用してください。

さらに次の対策を追加で講じることにより、セキュリティを強化できます。

プリペイドカードを使用する:最近大規模なデータ流出が頻発していることを考えると、一般消費者がクレジットカードの使用に不安を感じるのはもっともです。このリスクを軽減する方法の1つが、プリペイドカードの使用です。一般的に、発行費用がかかることはほとんどなく、金融機関との提携もありません。カードの紛失や盗難が発生しても、被害額は残高が上限となります。

不正利用の通知やアラートを利用する:利用する金融機関がどのような通知システムを採用しているかチェックしましょう。一部の金融機関では、高額の買い物をした場合や通常とは異なる取引をした場合に警告を送信する機能を提供しています。このような機能があれば、危険にさらされる期間を、数日または数週間から数時間にまで短縮することが可能になります。

スマートフォンでの買い物には特に注意する:スマートフォンやタブレットなどのスマート端末では、デスクトップコンピュータの機能をほぼすべて実行できますが、セキュリティ保護が十分でないところが欠点です。マルウェアがスマートフォンに感染すれば、モバイルデータを破壊したり、ネットワークに接続するまで潜伏してデータを窃取する危険もあります。この対策としては、モバイル向けに設計されたURLから合法的なサイトへアクセスしてください。スマートフォンに支払いデータが保存されている場合は、スマートフォンを必ずパスワードで保護してください。

公衆Wi-Fiでは買い物をしない:通信データを暗号しないホットスポットが多いので、入力した情報がサードパーティの手に渡る恐れがあります。セキュアなネットワークを使用できるまで、ショッピングは行わないでください。これは、ノートPC、タブレット、スマートフォンのいずれにも当てはまります。デバイスをセキュリティ保護しても、Wi-Fiが保護されていなければ危険です。

以上はすべて基本的な内容ですが、年末年始はオンラインショッピングの初心者が増える時期です。周囲にオンラインショッピング初心者がいたら、注意すべき点を是非おしえてあげてください。

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※本内容はBarracuda Product Blog 2014年12月3日9 tips for safe shoppingを翻訳したものです。

クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』1月13日付の記事の転載です。