サポートFAQの第3弾は、Barracuda Backupでバックアップエージェントに関するこんなお問い合わせです。

Windowsサーバをエージェントバックアップを利用していますが、日次のバックアップに失敗したようです。問い合わせする前に、対処法やトラブルシューティングする方法はありますか?

これに関するテクニカルサポートからの回答は以下のとおりとなります。

エージェントのバックアップの初期化エラーなどのバックアップエージェントで発生する可能性のあるすべてのエラーを理解し、解決するためにバックアップエージェントのbbtrace.txtというログファイルを使用してください。バックアップエージェントが再起動されるたびに、現在のbbtrace.txtファイルに番号が付与して保存され、新しいbbtrace.txtファイルが生成されます。

ログファイルは、バックアップに失敗したデータソース(Windowsサーバ)にログインし、エージェントのログファイル(bbtrace.txt)にアクセスしてください。デフォルトでは、ログファイルは

C:\Program Files\Barracuda\Barracuda Backup Agent\log にあります。

bbtrace.txtが最新のログファイルです(サーバーが再起動したり、エージェントが再起動された場合は、古いbbtrace.txtファイルを確認する必要がある場合があります)。

メモ帳などでbbtrace.txtを開きます。このファイルには、エラーを判断するのに役立つデータが含まれています。各ログエントリは、タイムスタンプがついていますので、バックアップレポートの詳細ページにある時間などと併せて確認します。
FailedやCriticalといったキーワードでログの中から該当のエラー発生期間内でヒットするか確認します。

エージェントエラーでバックアップに失敗した例をご紹介します。

VSSスナップショットがOSの予期しないエラーで失敗したことがわかります。

05/22/13 02:09:55 CRITICAL Faild to send class begin message id: 0600000b class id: 00000716 (Error 5093: Snapshot provider service detected an error preventing the snapshot operation)
05/22/13 02:09:55 CRITICAL Exception - Original: 2147754753 - 0x80042301 Mapped:5090 Location:YVssManager:|:BackupComplete:c:\jenkins\workspace\bbagent_win\source\ods+\server\vam\vss\YVssManager.cpp:1959 Description: 'Unexpected operating system error'

エージェントエラーに関するお問い合わせの際は、bbtrace.txtファイルをサポート窓口へご提出頂けますと幸いです。

こんなFAQを掲載してほしいという希望がございましたら、是非ともバラクーダネットワークスまでお問い合わせください。

参考URL:

How to Troubleshoot Using the Barracuda Backup Agent (Windows) Log File

大間 大輔(バラクーダネットワークスジャパン株式会社、テクニカルサポートエンジニア)

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』12月5日付の記事の転載です。