バラクーダネットワークスは長期的なカスタマエクスペリエンスを重視しており、お客様との継続的な対話を大切にしています。バラクーダネットワークスの製品ファミリには、お客様からいただいたご意見が反映されています。ベータプログラム、チャネルアクティビティ、実績を誇るサポート(#nophonetrees)など、バラクーダネットワークスが展開するプログラムには、お客様からいただくフィードバックを製品チームへと確実に届ける仕組みがあります。このようなフィードバックは、お客様が直面している課題を理解、予測、解決する上でとても役立ちます。また、新製品の開発(Barracuda Firewallなど)、既存の製品の機能拡張(Barracuda Cloud LiveBootなど)、既存の製品の新規モデル(Barracuda Load Balancer ADC 540やBarracuda Backup 290など)、買収による高機能で使いやすいセキュリティ/ストレージソリューションの拡張(Barracuda SignNow)というように、ビジネスイノベーションの推進力となっています。

本日バラクーダネットワークスは、重要な情報へのアクセス/保持/共有をこれまでよりも格段に簡素化することを目指し、新たなイニシアティブを発表します。このイニシアティブは、バラクーダネットワークスが提唱する「Data Protection Plus」という概念がベースになっており、現代の業務環境でのセキュリティ保護に必要なコアコンポーネントが網羅されています。このイニシアティブでは、ストレージポートフォリオ全体(Barracuda Backup、Barracuda Message Archiver、Barracuda Copy、Barracuda SignNow)に重要な機能拡張と新製品を追加します。これは、非常に大きな価値をお客様に提供する第1歩であり、ストレージという概念そのものを変える変革でもあります。

C2C Systemsの買収は、このイニシアティブの大きな要素の1つです。C2Cは、英国を拠点とするソリューションベンダであり、情報管理、メールアーカイブ、PST管理のソリューションを提供しています。

バラクーダネットワークスのストレージ担当GMであるロッド・マシュー(Rod Mathews)は次のように述べています。

「今日の新しい業務環境では、仮想化、クラウド対応、モバイル対応がさらに進んでいます。ITが取り組むべき最優先事項の1つに、ビジネスアプリケーションの連続稼働があります。そのためにはアプリケーションの可用性、生産性、コラボレーションを向上する必要がありますが、使用できる時間とリソースには制限があります。したがって、最新の業務環境を保護するには、新しい考え方が必要です。そこで登場したのがData Protection Plusであり、バラクーダネットワークスのストレージ製品シリーズ全体で仮想化、クラウド、モバイルテクノロジの実装を加速し、最新のイノベーションを推進します。バラクーダネットワークスは、重要な情報に簡単にアクセス/保持/共有できるソリューションの提供に今後も取り組んでいきます」。

詳細については、今後数週間に予定している新製品のリリースと伴にお伝えします。今日は、重要なポイントをいくつかご紹介しましょう。

Protection Plusが実現する可用性 – Barracuda Backup

データストレージを改善する機能が新たに追加され、いつでもすぐにデータを利用できるようになります。たとえば、デザインが一新されたBarracuda Backupバージョン6.0は、クラウド接続やプライベートな「ダーク」接続環境にも柔軟に導入できます。この新バージョンの特長としては、リカバリの高速化、Microsoft Hyper-V向けLivebrowse、Microsoft SQLのサポートなどがあります。Barracuda Backupバージョン6.0をインターネットに接続しない状態で管理するローカルコントロールもオプションで追加されています。Barracuda Backupの詳細は、こちらをご覧ください。

Protection Plusが実現するアクセス性 – Barracuda Message Archiver

アクセス性に制限がある状態では、データの可用性を向上してもあまり効果がありません。Data Protection Plusでは、「自由自在なデータアクセス」というITとエンドユーザのニーズにも対応します。新登場のBarracuda Message Archiverバージョン4.0では、データ保持ポリシーを設定することにより、ミラーリング方式またはローテーション方式でクラウドへのアーカイブを実行できます。また、新しく追加された検索フェデレーションでは、複数のMessage Archiverデータベースに格納されているメッセージを必要に応じて検索できます。Barracuda Message Archiverバージョン4.0は、物理デバイスと仮想デバイスの両方で提供されます。Barracuda Message Archiverの詳細は、こちらをご覧ください。Barracuda Message Archiver Vxの詳細は、こちらをご覧ください。

rotection Plusが実現する情報管理 – C2C Systemsの買収

Data Protection Plusの重要なポイントの1つがC2C Systemsの買収です。これにより、バラクーダネットワークスのアーカイブポートフォリオに、ファイル/メッセージアーカイブ、eディスカバリ、PST管理が追加されることになりました。また、情報管理ポートフォリオも強化され、特にPSTファイルの分散、事前調査、長期にわたるデータ保管などの分野が機能拡張されます。C2C Systemsの買収には大きな期待が寄せられており、チャネルとお客様に新たなソリューションを提供することが可能になります。近日、買収について詳しい内容をお伝えする予定です。

Protection Plusが実現するモビリティ – Barracuda Copy

バラクーダネットワークスは、接続されたモバイル対応の業務環境を幅広くサポートすることにも取り組んでいます。Barracuda Copy for Companiesは、高度な管理/セキュリティ/ストレージ機能を備えたファイル同期/共有プラットフォームです。Copyはクラウドソリューションとして設計されているので、Web、デスクトップ、モバイルアプリケーションからのアクセスが可能です。バラクーダネットワークスは本日、Barracuda Copy Site Serverを発表します。Copy Site Serverはオンプレミスのアプライアンスです。Barracuda Copy Cloudの優れた機能を実装し、物理アプライアンスと仮想アプライアンスの両モデルで提供されます。ローカルキャッシュとして動作するので、アクセス頻度の高い最新のファイルをオンサイトに保管し、LDAP統合を実現します。また、CIFSやSMBを使用して、Copyの共有をワークステーションからマウントする操作が可能になります。Copy Site Serverによるファイル復元では、インターネット接続やデスクトップへのファイル同期機能を必要としません。Barracuda Copyの詳細は、こちらをご覧ください。

署名やトランザクションを迅速に処理しなければならない業務環境では、Barracuda SignNowが威力を発揮します。SignNowは、トップレベルのセキュリティを誇る企業向け電子署名ソリューションであり、拡張機能が次々に追加されています。今回は、現行のクラウドベースの電子署名ソリューションに加えて、SignNowアプライアンスが新たに登場しました。Barracuda SignNowアプライアンスは、物理オプションと仮想オプションで提供されます。堅牢性に優れた電子署名ソリューションをオンサイトに導入することで、業務上重要性の高いドキュメントをオンサイトに保管することが可能になります。Barracuda SignNowの詳細は、こちらをご覧ください。

Data Protection Plusは、バラクーダネットワークスのストレージソリューションを新たなレベルへと進化させるイニシアティブです。このイニシアティブと新しいソリューションについては近日中にブログで詳しくお伝えする予定なので、お見逃しなく。また、バラクーダネットワークスの製品は30日間無料でお試しいただけます。こちらからお申し込みください。お客様の環境に最適なソリューションの選定と導入作業は、販売チームとサポートチームが万全の体制で支援します。

Data Protection Plusについては、概要をまとめたこちらのページか、 プレスリリースをご覧ください。バラクーダネットワークスについては、こちらをご覧ください。

※本内容はBarracuda Product Blog 2014年9月9日Data Protection Plus is hereを翻訳したものです。

クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』10月14日付の記事の転載です。