コーディングの習得の必要性についてはこれまでも取り上げたことがありますが、生徒の皆さんの意見を直接聞いてみたいと思い、今回はGoogleハングアウトを使った討論会の様子をお届けします。

この討論会では、Girls Who Codeのマネージングディレクタであるダナ・レッドヤード(Dana Ledyard)氏がモデレータを務め、2つの学校の生徒が「高校でコーディング(コンピュータサイエンス)を学習する必要があるのか?」という点について意見を交わしています。

討論会では、コーディング教育について次の点に触れています。

2020年までに、コーディングスキルが求められる仕事が新たに140万創出されるとみられており、その70%において人材不足が予想されている
コーディングは、テクノロジだけでなくさまざまな分野と関連するスキルセットである
コーディングを学ぶことによって、生徒は単なるテクノロジの消費者でなく、テクノロジのクリエイターになれる
多くのテクノロジ企業は、高度なスキルを持った人材の獲得は非常に困難であると位置付けている
K12(幼稚園から高校まで)教育機関の中で、コンピュータサイエンスやコーディングを教えている学校は10%にも満たない

討論会は約30分です。

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テーマは何であれ、仮想的な討論会は、生徒や学生が意見交換できる素晴らしい手法です。他の学校の生徒や別の場所にいるモデレータが討論会に参加したり、討論会を視聴している人たちがリアルタイムで質問することも可能です。また、仮想討論会を記録しておけば、教材として活用することもできます。

この討論会では、学校に導入されているテクノロジが利用されています。生徒は、教室のコンピュータとカメラを使って討論会にアクセスします。接続制御機能により、インターネット接続のセキュリティが保持され、必要な帯域幅が確保されます。Googleハングアウトなどのサービスは、低コストで使いやすい通信プラットフォームを実現します。もちろんこれ以外にもさまざまなテクノロジが連携しています。

仮想討論会の他にも、スマートボードを使った天候に関する授業フリップビデオプロジェクトフリップトクラスルームを使った理科の授業月面地図Kindleの無料タイトルを使った国語の授業など、さまざまな取り組みが進んでいます。皆さんの取り組みについて、是非教えてください。

バラクーダネットワークスのDLDayコンテストでは、皆様からのさまざまなエピソードを募集しています。デジタルラーニングが子供、学校、コミュニティにどのような影響を与えているかについて、デジタル形式のプレゼンテーションで紹介してください。プレゼンテーションは、Webサイト、ブログ投稿、PowerPointのプレゼンテーション、YouTubeの動画など、デジタル形式であればどのようなものでもエントリできます。優秀作品には、1位300ドル、2位150ドル、3位50ドルの賞金も授与されるので、是非ゲットしてください。

詳細はこちらの記事をご覧ください。応募作品は2月28日まで受け付けます。

※本内容はBarracuda Product Blog 2014年2月28日DLDay Debate: Should Students Be Required to Learn Code? を翻訳したものです。

クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』3月24日付の記事の転載です。