オウム真理教徒・平田信容疑者に震災が及ぼした心の変化

      [2012/02/21]


    120221bird01.jpg

    2012年の幕開けに、多くの人々を驚かせた「オウム真理教信者・平田信逮捕」のニュース。オウム真理教事件の当時の記憶はなくても、交番に貼られている指名手配版のポスターを1度は目にしたことがあるのではと思います。

    先日はこの平田容疑者の裁判で「裁判員裁判が開かれる公算が大きい」との報道がありました。もしそうなれば、オウム真理教をめぐる事件では初めての裁判員裁判となるそうです。
     

    1995年3月20日、13名の死亡者と6300名以上の負傷者を出して世間を騒然とさせた、世界初の毒ガステロ事件「地下鉄サリン事件」。首謀したのが新興宗教教団というのと、殺人や監禁など、教団内のさまざまな衝撃的な事実が明るみに出たこともあって、小説や漫画、映画の題材としても多くとりあげられています。

    もともとは、小さなヨガサークルから始まったオウム真理教。その教義には密教や仏教の教えが取り入れられており、バブル経済でなおざりにされていた心の世界に、真理を求める人々が集まり、禍々しい力を蓄えていってしまいました......。

    この凶悪な事件は人々の心に大きな傷跡を残し、しばらくの間、世の中は、少しでもスピリチュアルや宗教的なものに触れると、「怪しい!」とアレルギー反応を示すムードだった記憶があります。

    実行犯のひとりとして指名手配されていた平田容疑者は、逃亡先を教団の占いで決めていたと供述しているそうです。そして、流浪の生活にピリオドを打つことを決心させたのは、東北大震災であったと。とても考えさせられる供述ですよね。

    悟りと魂の安寧を求めて集まった人々の、力の方向を誤らせてしまったのは、人間の心の闇とエゴでした。新しい時代に向けて大切なのは、心を愛と光の方向に向けることだということを、今いちど思い起こさせてくれた、2012年初のニュースでした。

    photo by Thinkstock/Getty Images


    朝日新聞デジタル時事ドットコム、]

    (似鳥よーこりん☆)


    ■ あわせて読みたい
    美容にも保存食にも優れた栄養食品・ドライフルーツはぜひ非常袋にストックしたい!
    驚異のミディアム、 ドナ・ファロンが占う2012年の日本[スピ野郎・マサムネ君 第64回]菅原県
    過去の苦しみにとらわれず内面を豊かに。ダライ・ラマ14世が語る「幸せを掴む」思考のルール
    あえて作者の名を伏せて「心の眼で見る」写真展『Secret2011』
    東日本大震災のすさまじさを物語る、静かなる不気味な動画
    「ひとノミひと削り」で鎮魂の祈りを...被災地の松を大日如来坐像に再生
    海外からも届いています。被災地の子供たちにクリスマスカードを送るプロジェクト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      マイナビニュースマガジン