スタンディングオベーションに橋本愛が号泣…ゾンビ集団の襲撃ドッキリに神木隆之介もビックリ『桐島、部活やめるってよ』公開初日舞台挨拶

  [2012/08/11]



 8月11日(土)に映画『桐島、部活やめるってよ』が公開初日を迎え、東京都・新宿バルト9で舞台挨拶が行われた。主演・神木隆之介、ヒロイン・橋本愛をはじめとする12名の出演者と吉田大八監督が上映後の劇場に浴衣姿で登場すると、観客はスタンディングオベーションで迎え入れた。ヒロイン役を演じた橋本愛は、目の前の光景に驚き、いきなり号泣。ほかの出演者たちも同様に涙ぐんでいた。

 最初に、登壇者が一人ずつ挨拶をすることに。神木(前田涼也役)は「ひとりひとり強い愛情があって、皆で一生懸命作ってきた作品。しかも、スタンディングオベーションで迎えて下さって、これ以上の幸せはありません。今日は僕の人生の中で思い出に残る一日です」と感無量の様子。橋本(東原かすみ役)は涙を拭きながら「会場に入ってきて目に見えた光景が、人生で初めてのものだったので戸惑ってしまいました。本当に嬉しくて最高に幸せです」と声を振り絞った。

 その後、この日はインフルエンザのため欠席した同作の佐藤貴博プロデューサーから登壇者ひとりひとりに向けた手紙が朗読された。出演者それぞれに愛情のこもったメッセージが読み上げられるなか、橋本は再び泣き出し、大後寿々花、山本美月、東出昌大らも思わず涙を流す場面も。神木は「人一倍、この映画と僕たちを愛してくれた人です。本当にありがたい」と感謝した。

 そんな中、MC手紙を読み終わった瞬間、突然場内が暗転。騒然となる会場が再び明るくなると、そこにはゾンビの大群が!なんと、欠席しているはずの佐藤プロデューサーと、神木が演じた前田が部長を含める映画部の面々が、劇中でゾンビ映画を撮っているときのゾンビメイクで登場。襲われた登壇者は悲鳴を上げていた。実は佐藤プロデューサーの病気とゾンビは前々から準備されたドッキリで、橋本は「もう年なのかなって本気で心配したのに…」の泣き笑い。神木は「昨日もマスクしてましたよね?」と驚きながらも、「本当にびっくりしました。こんなに楽しくて感動した舞台挨拶は初めてです。この瞬間を皆さんと楽しめたことが幸せです。皆さんにとっても、この映画が青春の1ページになってくれればと思います」と観客に向けた挨拶で締め、会場は拍手に包まれた。

 そして最後に吉田監督は「見どころは、とよく聞かれますが、やはりこの若い俳優たちが見どころです。僕はキャスティングにはかなりこだわる方なんですが、正直最初は日本にそんなに若手の良い俳優はいるのかな?と思っていました。しかし、ここに集まった俳優たちはすごいと思う。これから色んな映画などで活躍すると思うので、ぜひ名前と顔を覚えておいて欲しい」と若き出演者たちの努力を褒め称えた。本作は、およそ“青春”というコピーのつく映画の中では、間違いなく日本映画史上稀に見るクオリティを達成した作品だ。今回の舞台挨拶での涙、満員御礼のマスコミ試写、佐藤プロデューサーや吉田監督が自腹で1団体を映画に招待するなどの個性的なPR企画の数々、それらを見ると、関係者が本作の出来に並々ならぬ自信を持っていることがうかがえる。それは、スタッフ・キャスト・関係者が、PRのためだけではなく、何よりも彼ら自身がこの映画を“本当に面白い”と心から思っているからこそ、各PR企画や、関係者の発言などが熱を帯びていると感じられるのだろう。映画『桐島、部活やめるってよ』を、ぜひ一度劇場で観て、体感していただきたい。

 以下、舞台挨拶冒頭の出演者ひとりひとりのコメント。

「入ってきた瞬間、こんなにもたくさんの人に見ていただけたという実感がすごく嬉しくて、感動しました」大後寿々花(沢島亜矢役)

「さっき裏で控えていた時は皆で騒いでいたんですけど、こうしてたくさんのお客様を前にすると、感動して何も言えなくなってしまいます。初めて出演した映画で、最高のスタッフと最高のキャストと青春を歩めたと思っています」東出昌大(菊池宏樹役)

「この映画はここにいる12人ひとりひとりのストーリーがちゃんと描かれているので、ここにいる方々はあと11回観ていただけたら」清水くるみ(宮部実果役)

「初めて出演した映画で何も分からない中、スタッフの皆さんがホントに優しくて。キャストも皆さんも性格がバラバラだけど喧嘩もなくここまでやってこれました。皆さんにも、“桐島”を愛して欲しいです」山本美月(梨紗役)

「パンフレットを読んでいて改めて、プロデューサーと本との出会いから始まって、この日まで長い道のりだったんだなと思いました。無事初日を迎え、こうやって皆さんの顔を見て安心しました」松岡茉優(沙奈役)

「もしこの映画に出ていなかったら、絶対に出たいと思っていたと思います。出演したことを誇れる映画になりました」落合モトキ(竜汰役)

「この作品が大好きで、予告やメイキングを観ていて、スタッフやキャスト皆さんと会いたくなってしまいます。愛が溢れていた現場でした」浅香航大(友弘役)

「スタンディングオベーションを観て、まるでカンヌ映画祭に来たときのような気分を味わいました。完成した作品を観て衝撃で、皆さんも同じことを感じたのかなと思いました。この映画が皆さんの何か行動するきっかけになったらいいな、と思います」前野朋哉(武文役)

「この映画がひとりでも多くに伝わるようにガンガン宣伝してください!」鈴木伸之(久保役)

「昨日、台本を久しぶりに読み返して撮影の時のことや皆のことを思い出しました。僕らは桐島のオーディションで出会い、普段も仲良くしています。この映画に、色んな意味で影響を与えられています」大賀(風助役)

■『桐島、部活やめるってよ』
2012年8月11日(土)~新宿バルト9ほか全国ロードショー



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